金属サイディングとガルバリウム銅板の違いとは
住宅の外壁は常に直射日光や風雨などのダメージを受けています。
特に北海道の住宅はこれらに加えて雪や凍結などの問題もありますので、定期的なメンテナンスやリフォームが必要になります。
建築後30年以上が経過している住宅の外壁は昔ながらの塗り壁が主流ですが、現在の新築やリフォームではサイディングが主流になっています。
そのサイディングにも窯業系と金属系、樹脂系、木質系の4種類がありますが、寒暖差の大きい北海道の住宅に最適なサイディングの種類は金属サイディングで、断熱性や耐震性に優れメンテナンス周期が長いことが大きな魅力です。
金属サイディングとは、金属板と断熱効果のある裏打材によって構成された外壁材で、仕上がりが均一になるため塗装仕上げが不要であることや、軽量で断熱性に優れ省エネ効果もあることに加えて、ひび割れや凍害の心配がないため、現在のサイディングの種類では窯業系に次いで多く使用されています。
金属サイディングはガルバリウムやアルミニウム、ステンレスなどの鋼板を使用したサイディングで、リフォームにおけるその最大の特徴は塗り壁や窯業系サイディングの上から重ね貼りする「カバー工法」ができることです。
リフォームを行う住宅では、結露などにより外壁だけではなく内部の木材や鉄材にもダメージを受けているケースが多いですが、再塗装するだけでは十分な効果が期待できないため、カバー工法によって住宅の景観を損なわずにリフォームすることが可能です。
また、窯業系サイディングでは目地のつなぎ目をコーキング剤で埋める必要があります。
しかし、このコーキング剤の寿命は5年程度と短いため、こまめなメンテナンスが必要ですが、金属サイディングではコーキング剤を必要としないことも、需要が増えている理由のひとつと言えるでしょう。
その中でも鉄板にアルミニウムを55パーセント、亜鉛をおよそ43パーセント、ケイ素をおよそ2パーセントの割合で吹き付けてメッキ加工したガルバリウム銅板のシェアが多くなっています。
ガルバリウム銅板の特徴は優れた耐久性で、条件にはよりますが概ね25年から30年は長持ちすると言われており、鋼板の中でも非常に高い耐久性といえます。
これらのことから、リフォームする際にガルバリウム銅板を選択するケースが増えていますが、ガルバリウム銅板はあくまでも金属サイディングの中のひとつの種類であるため、ガルバリウム銅板イコール金属サイディングとは違います。
外壁リフォームするときには、これらの違いを十分に把握したうえで、検討することが大切です。
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