こんにちは！札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

外壁リフォームをお考えの際、「金属サイディングが人気だと聞くけれど、なぜそこまで注目されているのだろう？」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

 

本コラムでは、金属サイディングがなぜ人気なのか、どのようなメーカーが有名で信頼できるのか、そして実際にリフォームする際の費用相場について詳しくご紹介します。

 

特に札幌のような寒冷地では、金属サイディングの優れた特性が大きなメリットをもたらします。

外壁選びの参考にぜひご覧ください。

 

 

外壁で金属サイディングが人気な理由とは？

金属サイディングが多くの方に選ばれる理由は、その優れた性能と機能性にあります。

特に寒冷地である札幌において、金属サイディングは最もおすすめできる外壁材です。

金属サイディングの魅力をご紹介します。

 

優れた耐久性

金属サイディングは、その名の通り金属製の外壁材であるため、一般的な外壁材と比較して格段に優れた耐久性を発揮します。

 

通常の窯業サイディングなどの塗装による外壁保護は、化粧品のファンデーション程度の薄い保護膜であるといわれています。

それに対し、金属サイディングは金属のお面（ヘルメット並み）をかぶるくらいに、耐久性に大きな違いがあります。

 

この金属による強固な保護により、北海道の厳しい気候条件下でも建物をしっかりと守り抜くことができるのです。

 

凍害に強い耐候性

北海道・札幌の冬は気温が氷点下を大きく下回り、一般的な外壁材では凍害のリスクが高まります。

 

凍害とは、外壁材に染み込んだ水分が凍結・融解を繰り返すことで起こる劣化現象ですが、金属サイディングは水分を吸収しないため、この凍害のリスクがありません。

寒冷地特有の厳しい気候条件においても、長期間にわたって美しい外観を保てます。

軽量による優れた耐震性

金属サイディングは非常に軽量で、窯業系サイディングと比較すると約1/4の重量しかありません。

 

この軽さにより建物への負担が大幅に軽減され、地震などの自然災害に対する耐性も向上。

特に地震の多い地域では、建物の安全性向上に大きく寄与するでしょう。

 

高い断熱性能による省エネ効果

金属サイディングは、表面の金属板と裏面の間に断熱材が挟み込まれた一体型構造となっており、ほかの外壁材では別途断熱工事が必要な場合でも、金属サイディング1枚で断熱効果を発揮します。

 

北海道・札幌の厳しい冬においても、室内の暖かい空気を逃がしにくく、外からの冷気の侵入も効果的に防ぐため、暖房効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。

 

メンテナンス性の良さ

金属サイディングは、適切に施工されれば長期間美観を維持できます。

メンテナンスの頻度も少なく、約10〜15年に一度のメンテナンスで済むケースが多いため、窯業サイディングの7〜8年ごとの再塗装と比べて、ライフサイクルコストに優れています。

 

 

金属サイディングで人気のある主要メーカーは？

金属サイディング市場には、信頼性の高いメーカーがいくつも存在します。

ここでは、特に実績と人気のあるメーカーをご紹介します。

 

アイジー工業株式会社

アイジー工業は金属サイディング市場において高いシェアを誇る業界最大手メーカー。

「採用したい建材・設備メーカーランキング」1位を獲得するなど、工務店からの信頼も厚いです。

 

独自のガルバリウム鋼板（AZ150）を全商品に採用し、断熱材には燃えにくいポリイソシアヌレートフォームを使用。

他社メーカーよりもグレードの高い断熱材を使用しています。

 

人気商品

• ガルスパン：不動の人気を誇る代表的商品
• ビレクト：重厚感のある横張サイディング
• フィネストーン：塗膜20年・赤さび20年保証の遮熱フッ素商品

 

旭トステム外装株式会社

旭硝子とトステム（現：リクシル）の外装部門が統合して設立されたメーカーです。

独自開発の超耐候性フッ素樹脂ルミフロン塗料や、業界初となるエスジーエル鋼板を採用した商品展開、変褪色15年保証などの商品が好評です。

 

人気商品

• スパンサイディングN：業界初のエスジーエル鋼板製
• 深絞りシリーズ：立体的なデザイン展開

 

ニチハ株式会社

外壁材の最大手メーカーであるニチハは、金属サイディング分野でもシェアを持っています。

18mmという厚みで、高い遮音性と気密性を実現しているのが特徴です。

木目調の窯業サイディングと金属サイディングの組み合わせデザインも推進しています。

 

人気商品

• NS型 ネオスパンプレミアム：カラーバリエーション豊富
• M型 スマートフラットプレミアム：遮熱性フッ素鋼板による高耐候・遮熱性が特徴

 

ケイミュー株式会社

屋根材と雨どいの最大手メーカーとして知られ、会社規模が大きく物流力があります。

全商品が遮熱性フッ素焼付塗装または遮熱・高耐候ポリエステル塗装となっており、色褪せしにくく遮熱性に優れています。

 

人気商品

• はる・一番：遮熱・高耐候性塗装を採用し、高いデザイン性が人気

 

ケイミューのはる・一番については「ケイミューの金属サイディングが評判！特徴や費用相場をチェック」で詳しくご紹介しています。

 

YKK AP株式会社

アルミサッシ大手として知られています。

金属サイディング分野ではアルミサイディングの最大手として、海岸沿いの塩害を受けやすい住宅での採用が多いのが特徴です。

材料開発から販売までの一貫生産体制をとっています。

 

人気商品

• アルカベール：錆びにくいアルミ製
• エーベルストーン：深絞りデザイン

 

 

金属サイディングにリフォームする場合の費用目安は？種類の特徴も！

金属サイディングでのリフォームを検討する際、最も気になるのが費用相場ではないでしょうか。

 

施工方法のよる費用目安とともに、金属サイディングの種類や特徴も参考にご紹介します。

 

施工方法別の費用相場

金属サイディングのリフォーム費用は、施工方法によって大きく異なります。

 

カバー工法（重ね張り）：130〜230万円程度

既存外壁の上から金属サイディングを施工する方法で、最も一般的な工法です。

解体費用が不要で、工期も短く抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。

 

張り替え工法：150〜300万円程度

既存外壁を完全撤去してから新しい金属サイディングを施工する方法です。

下地の状態まで確認でき、根本的なリフォームが可能ですが、費用は高額になります。

 

建物の形状や立地条件、選択するグレードによっても費用は変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較検討することが重要です。

 

金属サイディングの種類と特徴

金属サイディングの主な4つの種類をご紹介します。

 

ガルバリウム鋼板

現在最も普及している金属サイディングの材料です。

亜鉛とアルミの合金でメッキ加工された鋼板で、錆びにくく長持ちする特徴があります。

価格と性能のバランスが良く、幅広い住宅に採用されています。

 

アルミサイディング

金属サイディングの中で最も軽量な材料です。

ガルバリウム鋼板より高価ですが、錆びにくい特性があり、特に海岸沿いなど塩害の影響を受けやすい地域で重宝されます。

 

ステンレス鋼板

最高級の耐久性を誇る金属サイディング材料です。

酸化しにくく、耐食性・耐熱性に優れています。

初期費用はほかの材料より高額なけいこうがありますが、メンテナンス頻度を抑えたい方におすすめです。

 

トタン

最も安価な金属サイディング材料です。

亜鉛メッキ加工された鋼板で、コストを重視する場合に選ばれます。

ただし、ほかの材料と比較して耐久性は劣るため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

また、北海道などの寒冷地・積雪地域では、凍結や融雪による劣化リスクが高いため、住宅外壁材として採用されることはほとんどありません。

 

金属サイディングの特徴や北海道での金属サイディング選びをより詳しく知りたい方は、こちらのコラムもご参考ください。

 

金属サイディングの耐用年数は？寿命を延ばす方法や劣化のサインも解説

ガルバリウム鋼板の外壁は札幌におすすめ！その理由や事例をご紹介

 

 

金属サイディングが人気な理由は優れた性能にある！

金属サイディングの人気が高い理由は、その優れた耐久性・耐候性や耐震性、メンテナンス性など、優れた性能です。

 

特に凍害リスクの高い北海道・札幌のような寒冷地では、理想的な外壁材といえるでしょう。

 

金属サイディングの主要メーカーでは、アイジー工業、旭トステム外装、ニチハ、ケイミュー、YKK APがそれぞれの特色を生かした商品を展開しています。

 

リフォーム費用は建物の規模や工法によって変動しますが、長期的なメンテナンス性を考慮すると、金属サイディングはコストパフォーマンスに優れた選択となります。

 

外壁リフォームをお考えの方は、金属サイディングの導入をぜひご検討ください。

 

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