直貼り工法 [ じかばりこうほう ]
用語解説
【直貼り工法の定義と基本的な仕組み】
直貼り(じかばり)工法とは、住宅の柱や構造用合板の上に張られた防水シートに対して、外壁材(サイディングなど)を直接固定する施工方法のことです。外壁材と建物の構造体の間に空気が流れる隙間を作らないため、壁の厚みを最小限に抑えることができます。主に2000年前後以前の住宅で一般的に採用されていた手法であり、当時は施工の簡便さやコストの低さから主流となっていました。しかし、現代の標準となっている通気工法とは異なり、壁の内部に湿気が入り込んだ際の逃げ道がないという構造上の特徴を持っています。そのため、建物の気密性や断熱性能の考え方が進化した現在では、新築住宅で採用されることは少なくなっていますが、リフォームの現場では既存の建物がこの工法であるかどうかを見極めることが非常に重要です。
【直貼り工法の課題とメンテナンス時の注意点】
直貼り工法の最大の課題は、壁体内部の湿気が排出されにくいことによる内部結露のリスクです。室内から壁を通って漏れ出した湿気や、外壁のわずかなひび割れから浸入した雨水が、外壁材と防水シートの間に閉じ込められてしまいます。これが原因で、目に見えない場所で土台や柱が腐食したり、外壁材そのものが湿気を吸って表面の塗装が剥がれたり、凍害によるひび割れ(クラック)を引き起こしたりすることがあります。特にこの工法の住宅で塗装メンテナンスを行う際は注意が必要です。湿気の逃げ道がない状態で高機能な防水塗料を塗ってしまうと、内部の水分が蒸発しようとする際に逃げ場を失い、塗膜を内側から押し上げて膨れや剥がれを発生させることがあります。直貼り工法の物件をリフォームする際は、単なる塗装ではなく、通気層を新たに設けるカバー工法や、一度剥がして下地を補修する張り替え工法を検討することが、建物の長寿命化につながります。
【リノベーション株式会社による直貼り工法物件へのアプローチ】
リノベーション株式会社では、住宅や賃貸物件の資産価値を再生させるという使命に基づき、既存物件が直貼り工法である場合の最適な改修プランを提案しています。同社が掲げる最高の普通を実現するためには、建物の見えない部分の湿気対策が不可欠であると考えているからです。独自の仕入れルートの確保と、中間マージンを排除した自社施工体制により、直貼り工法の弱点を克服するための「通気層を確保したカバー工法」などを適正かつ低価格で提供しています。自社大工による直接施工は、現場での詳細な劣化診断を可能にし、情報の齟齬なく下地の腐食状態を把握した上で、最適な補修を施すことができます。施工品質への絶対的な自信から、外装工事に対して最長20年の工事保証を付帯しており、札幌のような厳しい気象条件下でも法的安心感を提供します。賃貸オーナーに対しては、直貼り工法特有のリスクを解消し、将来的な修繕費用を最小限に抑えつつ物件の価値を最大化するバリューアップ提案をワンストップでサポートしています。