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リフォーム用語辞典

直貼り工法 [ じかばりこうほう ]

用語解説


【直貼り工法とは】

直貼り工法とは住宅の骨組みとなる柱や間柱さらには建物の強度を担保する構造用合板などの下地材の上に張られた透湿防水シートと呼ばれる雨水の侵入を防ぐための特殊なシートに対して窯業系サイディングなどの外壁材を直接密着させて釘やビスで強力に固定する施工方法の総称です。

この工法の最大の特徴であり名前の由来ともなっているのが外壁材と建物の構造体すなわち防水シートとの間に空気が通り抜けるための隙間である通気層が一切設けられていないという点にあります。

建物の壁全体の厚みを最小限に抑えることができる物理的な利点があり敷地面積に厳しい制限が設けられている都市部の狭小住宅などにおいて限られた空間を極限まで有効活用するための合理的な建築手段として重宝されてきたという歴史的背景を持っています。

外壁材の裏側に空間がないため施工自体は非常にシンプルであり当時の建築現場において広く採用されるに至りました。

【1990年代から2000年前後における普及の歴史的背景と品確法による転換】

この直貼り工法は主に1990年代から2000年前後にかけて建築された日本の木造住宅において極めて一般的に採用されていた外壁施工の主流の手法でした。

高度経済成長期以降の旺盛な住宅需要や建売住宅の爆発的な増加に応えるため現場での施工の簡便さや工期の大幅な短縮そして建築コストの徹底的な削減が強く求められていたという事情が存在します。

通気層を意図的に設けるための胴縁と呼ばれる細長い木材を等間隔に施工していく手間を完全に省くことができるため職人の作業負担を減らし材料費と人件費の両方を劇的に抑えるコストダウン手法としてもてはやされました。

しかし二〇〇〇年に住宅の品質確保の促進等に関する法律いわゆる品確法が施行され新築住宅に対する十年の瑕疵担保責任が義務化されたことを契機として雨漏りや内部結露を防ぐための通気工法が急速に普及し直貼り工法は新築市場から姿を消していくことになります。

【現代の標準仕様である通気工法との間に存在する構造的かつ決定的な違い】

建築技術や建材の性能が飛躍的に向上し建物の気密性や断熱性能に対する考え方が根本から進化した現代の建築基準においては直貼り工法が新築住宅で採用されることはほとんどなくなりました。

現代の新築住宅における標準仕様となっているのは通気工法と呼ばれる手法です。

通気工法は外壁材と防水シートの間に胴縁を打ち付けて意図的に十五ミリから十八ミリ程度の隙間を作り壁の最下部に設けられた水切り部分から取り込んだ外気を最上部の軒裏などに設けられた換気口から排出することで壁の内部に湿気が全く滞留しないように高度に設計されています。

これと比較して直貼り工法は壁の内部に湿気が入り込んだ際の逃げ道が全く存在しないという致命的な構造上の違いを持っておりこれが築年数の経過とともに建物に甚大な被害をもたらす最大の要因となっています。

【壁体内結露という目に見えない場所で進行する建物の最大の脅威とサイレントキラー】

直貼り工法が抱える最大の課題であり建物の寿命を直接的に脅かす最も深刻なリスクが壁体内部の湿気が外部に排出されにくい密閉構造に起因する内部結露の恒常的な発生です。

結露といえば冬場に窓ガラスの室内側の表面に水滴がびっしりとつく現象を思い浮かべる方が多いかもしれませんがそれと全く同じ物理現象が壁の内部という住人の目には決して見えない暗闇の中で日常的に発生してしまうのが直貼り工法の真に恐ろしいところです。

目に見える窓ガラスの結露であれば雑巾で拭き取ることができますが壁の中で発生した内部結露は拭き取ることも乾燥させることもできず長期間にわたって建物の深部を水浸しの状態にし続け静かにそして確実に建物の構造的強度を奪っていく恐るべきサイレントキラーとして作用します。

【建物の構造躯体への致命的なダメージと木材腐朽菌の爆発的繁殖による強度低下】

内部結露の反復や外部からの水分侵入によって壁の内部が長期間にわたって常に湿潤状態に置かれ続けると建物の構造を根本から支えている極めて重要な木材すなわち土台や柱あるいは間柱などに木材腐朽菌という恐ろしい菌が爆発的に繁殖し始めます。

木材腐朽菌は木材の主成分であるセルロースやヘミセルロースさらにはリグニンを分解して自身の栄養源とするため感染した木材は内部からスカスカのスポンジ状になり指で押すだけでボロボロと崩れ落ちるほどに致命的なまでに強度が低下してしまいます。

住宅の骨組みが腐食するということは建物の耐震性が著しく低下することを意味しており万が一巨大地震が発生した際には本来であれば十分に耐えられるはずの揺れであっても容易に建物が倒壊してしまう極めて致命的な事態を引き起こす直接的な原因となります。

【シロアリ被害を自ら誘発する湿潤状態の恐怖と将来発生する莫大な修繕費用リスク】

構造躯体の腐食に加えて湿気に満ちた直貼り工法の壁内部はシロアリにとってこの上ない最高に快適な餌場となります。

シロアリは光や乾燥を極端に嫌い暗くて湿度の高い場所にある柔らかい木材を好んで食害するという生態を持っています。

内部結露を放置するということは建物の内部にシロアリを意図的に招き入れて養殖しているのと同じことであり住人が床の軋みや柱の異常などの異変に気づいた時には土台や柱の大部分が完全に食い荒らされ取り返しのつかない状態に陥っているケースも決して珍しくありません。

深刻な腐食やシロアリによる食害が広範囲に進行してしまった場合表面的な補修では到底済まされず壁をすべて解体して建物の骨組みから作り直すという数百万単位の莫大な修繕費用が発生し家庭の経済基盤を激しく揺るがすことになります。

【直貼り工法における安易な外壁塗装メンテナンスの極めて高い危険性と施工不良】

直貼り工法で建てられた築二十年以上の住宅において最も陥りやすい罠であり絶対に避けるべき致命的なミスが安易な外壁塗装による表面的なメンテナンスです。

外壁の汚れや色褪せさらにはチョーキング現象が気になり始めた際多くのオーナーはまず手軽で安価に思える外壁塗装を第一の選択肢として検討します。

塗装業者に依頼して足場を組み高圧洗浄で汚れを落としてから新しい塗料を塗るという一般的な工程ですが直貼り工法という特殊な構造を理解せずにこの作業を行ってしまうことは建物を保護するどころか逆に寿命に自らトドメを刺す引き金を引く行為に他なりません。

構造の違いを見極めずに安易に塗装工事を勧めてくる業者は建物の構造知識が決定的に欠如しているか目先の利益のみを追求する悪徳業者であると断言しても過言ではありません。

【高機能防水塗料が引き起こす塗膜の膨れと剥がれの悲劇的メカニズムと水蒸気の膨張】

近年では塗料の技術開発が進みフッ素塗料や無機塗料など優れた防水性能や防汚性能を持つ高機能塗料が数多く登場しています。

しかし直貼り工法の外壁に対して水を通さない強力な塗膜を形成するこれらの高級塗料を塗布した場合壁の内部に閉じ込められた湿気の最後の逃げ道すらも完全に塞いでしまうことになります。

太陽の熱によって外壁が温められると内部に溜まっていた水分は水蒸気となって急激に膨張し外へ逃げようとしますが表面には強力な防水塗膜が立ちはだかっています。

行き場を完全に失った水蒸気は塗膜を内側から猛烈な力で押し上げ塗装工事を終えてからわずか一年から二年という極めて短期間で外壁の表面に無数の水ぶくれのような膨れを発生させ最終的には塗膜がバリバリと音を立てて剥がれ落ちる悲劇を招きます。

【正しい構造診断の欠如が招くリフォーム業界の闇と完全に無駄になるメンテナンス投資】

この塗膜の膨れや早期の剥がれは使用した塗料の不良や職人の塗装技術が悪かったから起きるのではなく直貼り工法に対する知識不足と事前の構造診断の欠如が引き起こした必然的かつ科学的な結果です。

リフォーム業界の中には外壁の下端である水切り上部から定規やスクレーパーを差し込んで通気層の有無を確認するという基本中の基本である診断すら行わずただ見栄えを良くするために塗装を勧める業者が未だに多数存在します。

このような業者に依頼して高額な費用を支払って最高級塗料を塗っても数年で無惨に剥がれ落ちてしまえばその投資は完全に無駄になるばかりか建物の内部腐食をさらに加速させます。

直貼り工法のメンテナンスには建物の構造を根本から理解したリノベーションの専門家による正確な診断が絶対に不可欠なのです。

【通気層を新たに新設する外壁カバー工法という革新的な最適解のメカニズムと手順】

このような直貼り工法が抱える深刻で複雑なリスクに対してリノベーション株式会社が強く推奨し実際に多くの現場で建物を救ってきた最適な改修プランが通気層を新たに設ける外壁カバー工法です。

カバー工法とは既存の古くなった外壁材をあえて撤去せずにその上から胴縁と呼ばれる木材や金属製の下地材を等間隔に打ち付けて意図的に新しい通気層となる隙間を作り出しその上から軽量な金属サイディングなどの新しい外壁材を張り重ねていく高度な施工方法です。

この手法を用いることで直貼り工法の最大の弱点であった湿気の逃げ場がないという致命的な欠陥を根本から解消し内部結露のリスクをゼロに抑え込みながら建物の外観を新築同様のモダンで美しいデザインへと劇的に生まれ変わらせることが可能となる画期的なリフォーム手法です。

【カバー工法がもたらす圧倒的な断熱性向上と大規模な廃材削減による経済的メリット】

カバー工法を導入することのメリットは通気層の確保による建物の長寿命化だけにとどまりません。

既存の外壁材を解体する必要がないため解体作業にかかる多大な人件費や大量の廃材を処分するための近年高騰し続けている産業廃棄物処理費用を大幅に削減することができリフォーム全体の工期も短縮できるという巨大な経済的メリットが存在します。

さらに既存の外壁材と新設した通気層の空気の層そして裏面に断熱材が密着した新しい金属系サイディングという堅牢な多重構造が形成されることにより建物の断熱性や遮音性が飛躍的に向上するという素晴らしい付加価値も生まれます。

これにより直貼り工法の欠点を完全に克服しながら夏は涼しく冬は暖かいという住まいの快適性を向上させ毎月の冷暖房費の節約にも大きく貢献することができます。

【構造躯体の深刻な腐食が疑われる場合に選択すべき抜本的な外壁張り替え工法の決断】

ただしすべての直貼り工法の建物に対してカバー工法が万能というわけではありません。

事前のインスペクションにおいて既存の外壁材の劣化が著しく激しい場合や外壁を手で押した際にブカブカと浮いているような感触がある場合さらには内部の木材にまで深刻な腐食やシロアリ被害が広範囲に及んでいることが強く疑われる場合にはカバー工法ではなく張り替え工法を選択するという重い決断が必要となります。

張り替え工法は既存の外壁材をすべて撤去し防水シートや下地を完全に剥き出しにした上で腐食している土台や柱を新しい健全な木材に交換し防蟻処理を施してから最新の通気工法を用いて新しい外壁材を施工する手法であり莫大な費用と時間はかかりますが建物の寿命を最も確実に延ばすことができる究極の抜本的メンテナンス手法です。

【リノベーション株式会社が絶対的使命として掲げる最高の普通という妥協なき企業理念】

直貼り工法の改修において最も重要となるのは建物の状態を正確に見極める高度な判断力とそれを形にする確かな技術力です。

リノベーション株式会社では住宅や賃貸物件の資産価値を根本から再生させ長期にわたって守り抜くという確固たる使命に基づき最高の普通という企業理念を掲げています。

この最高の普通とは表面的な美しさだけを取り繕う見せかけのリフォームではなく建物の見えない部分の構造的な健康状態を確実に確保し住む人が雨漏りや内部腐食の恐怖に一切怯えることなく当たり前のように快適で安全な生活を送り続けられる状態を高い技術力をもって実現し提供し続けるというプロフェッショナルとしての重い責任と覚悟を示した言葉でありすべての施工の強固な基盤となっています。

【自社専属大工による直接施工体制がもたらす圧倒的な現場対応力と見えない部分の高品質】

余計な中間マージンを省くだけでなく自社の専属大工が直接現場を担当することの真の価値はその圧倒的な現場対応力にあります。

外壁を剥がした際あるいはカバー工法のためにビスを打ち込んだ際に想定以上に下地の腐食が進行しているといった不測の事態はリフォーム現場において日常茶飯事です。

下請け業者の場合勝手な判断ができず工事がストップしてしまいますが建物の構造を熟知したリノベーションの自社大工であれば現場で瞬時に状況を判断し設計担当とリアルタイムで連携を取りながら建物の安全性を確保するための最適な下地補修作業を即座に実施できます。

情報の伝達ロスが一切なく責任の所在が明確であるからこそ見えない部分の湿気対策において一切の妥協を許さない真に高品質な施工が実現するのです。

【札幌などの厳しい気象条件にも耐えうる圧倒的な最長二十年の長期工事保証体制の自信】

自社の職人による妥協のない緻密な施工品質に対する絶対的な自信の証としてリノベーション株式会社では外装工事に対して業界でも類を見ないトップクラスとなる最長二十年の長期工事保証を標準で付帯しています。

札幌のような冬場の凍害リスクが極めて高く外壁にとってこれ以上ないほど過酷な気象条件下にある地域においてもこの超長期保証を実現できているのは直貼り工法の弱点を完全に克服する正しい工法の選択とそれを寸分の狂いもなく実行する極めて高い技術力が備わっているからです。

この揺るぎない自信が法的安心感という明確な形でお客様の長期的な財産保全を約束し万が一のトラブルの際にも迅速に駆けつける手厚いアフターフォロー体制の強固な基盤として機能し地域の皆様から絶大な信頼を集め続けています。

【一般住宅におけるライフステージの変化に寄り添うトータルリノベーションの総合提案】

現在お住まいの戸建て住宅や分譲マンションの改修を検討されている一般の個人のお客様にとってご自宅が直貼り工法であると判明しても決して悲観する必要はありません。

リノベーション株式会社では外装工事を行うために大掛かりな足場を組むタイミングを他のリフォームを同時に行う絶好の機会と捉えお客様のライフステージの変化に合わせた総合的なリノベーションをワンストップで提供しています。

お子様の独立に伴う大胆な間取り変更や老後に向けたバリアフリー化古くなった水廻り設備の最新型への一新さらには外構エクステリアの整備に至るまで建物の構造を包括的に理解しているからこそできるデザイン性と機能性を高次元で両立させたトータルコーディネートで新築以上の真の価値を創造し豊かな暮らしを実現します。

【賃貸オーナーの悩みを解決し空室対策とバリューアップを実現する戦略的な不動産投資】

アパートなどの賃貸物件を所有されている賃貸オーナー様にとって建物の維持管理と修繕費用のコントロールは賃貸経営の根幹を揺るがす最重要課題です。

所有物件が直貼り工法であった場合安易な塗装で済ませて数年後に塗膜が剥がれ落ちれば外観が著しく損なわれ退去の増加や新規入居者獲得の大きな障壁となります。

リノベーション株式会社は自らも不動産運営事業を手掛けている強みを最大限に活かし賃貸経営者のシビアな視点に立って直貼り工法のリスクを根本的に解消しつつライフサイクルコストを最小化するための最適解を提案します。

最新の金属系サイディングを用いてモダンな外観へと劇的に生まれ変わらせることは強力な空室対策となり家賃下落を防ぐバリューアップに直結し安定した収益を生み出し続ける優良資産へと転換させます。