2021.05.21
外壁の張り替えは何年で?壁材ごとの違いや工期・費用面など詳しく!
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
優れた耐久性を持つサイディングの外壁ですが、経年劣化による傷みが発生するため、ある程度の年数が経過したら張り替えを検討する必要があります。
また、外壁の状態によってはもっと早いタイミングで張り替えをしなくてはいけない場合も。
今回は外壁は何年で張り替えが必要か、そのタイミングについてご紹介。
張り替えのサインや費用目安、業者の選び方なども詳しくお伝えします!

サイディングの外壁は何年で張り替えが必要?寿命や劣化のサイン
サイディングボードと呼ばれる板状の外壁材「サイディング」。
丈夫で長持ちするサイディングの外壁は、定期的なメンテナンスを怠らなければ、20年以上良好な状態を保ちます。
そのため、外壁に目立った劣化などがない場合は、前回の張り替えから20年を経過した段階で、既存のサイディングを剥がして新しいサイディング材を張る「張り替え」を検討しましょう。
万が一、20年を前に劣化のサインがあった場合は、年数にかかわらず張り替えを行わないと、住宅の内部まで傷む恐れがあります。
次の劣化のサインを見逃さないよう注意してください。
サイディング張り替えのサイン
ヒビや欠け
サイディングにヒビや欠けが発生した場合、それを放置していると雨など水分が染み込んで、住宅の構造自体にダメージを与えます。
反り
サイディングが雨や紫外線の影響で反ったり浮いたりしている場合は、住宅の内部に水分が侵入し、構造を傷めてしまいます。
サビ
サイディングの種類によってはサビが発生し、それが腐敗につながる場合もあります。
へこみ
サイディングにへこみがある場合は、石など何かが当たってしまった可能性があります。
その場合はサイディングの内部まで傷んでいる恐れがあります。
外壁を張り替えるメリットは?金属サイディングなら重ね張りもあり

外壁を張り替える場合、既存壁を撤去してサイディングを施工します。
外壁を張り替えるメリットは、次の通りです。
<張り替えるメリット>
- 新築と同じような見栄えになる
- 外観をイメージチェンジできる
- 外壁の内部のメンテナンスができる
このように、さまざまなメリットがある張り替えですが、デメリットも合わせて考慮しておく必要があります。
<張り替えるデメリット>
- 費用がかかる(古い壁の撤去費用が発生するため)
- 工期が長い(古い壁の撤去と内部メンテナンスを行うため)
金属サイディングなら重ね張り(カバー工法)がおすすめ
表面にスチール板などの金属を施し、その中に断熱材を入れた外壁材「金属サイディング」であれば、張り替えではなく重ね張り(カバー工法)もおすすめです!
重ね張りとは、既存壁を撤去せず、重ねて金属サイディングを施工する方法です。
張り替えのように新築同様の見栄えを叶えるのはもちろん、既存壁を撤去しないため工期が張り替えよりも1週間ほど短くなるほか、廃材の処分費用などがかかりません。
外壁は塗装という方法もありますが、塗り替えの場合は耐久性面で持ちが悪いため、頻繁にメンテナンスが必要になります。
また、塗装は断熱性が全くないうえ、寒冷地特有の「凍害」は完全に防ぐことができません。
そのため、特に北海道など寒冷地の場合は、金属サイディングによる重ね張りか、窯業サイディングによる張り替えが効果的だといえるでしょう。
外壁の張り替えにかかる工事期間や費用、業者選びのポイントは?

張り替えにかかる工事期間の目安や費用について見ていきましょう。
<張り替えにかかる工事期間の目安>
- 古い外壁の撤去・劣化の確認/3〜5日間
- 外壁内部のメンテナンス/2〜4日間
- 透湿防水シートの施工/1〜2日間
- サイディングの張り付け/8〜14日間
- シーリング工事/1〜3日間
このように、サイディングの張り替えには状況によって2週間〜1カ月ほどかかります。
張り替えの費用は、次の項目で発生します。
- サイディングボード費
- 足場代
- 人件費
- 施工代
- 既存サイディングボード撤去代
- シーリング工事代
- そのほか諸経費
総費用は使用するサイディング材によっても異なりますが、30坪で約175万円〜225万円が費用目安となっています。
また、外壁の張り替えには業者選びも非常に重要です。
業者選びのポイント①知識と経験がある
建設業許可を受けている、塗装技能士などの資格を有している作業員が在籍しているなど、プロの知識と豊富な経験を保有している業者を選びましょう。
さまざまな疑問にしっかりと答えてくれるうえ、最適なリフォームの提案をしてくれます。
業者選びのポイント②保証や保険が整っている
保証が整っている業者は、アフターケアが必要になった際も安心です。
作業工程や安全対策、品質など施工管理がしっかりとしている業者を選べば、最善の工事を提案してもらえます。
まずは複数の業者に見積もり依頼をし、施工方法などを確認することをおすすめします。
外壁の張り替えが何年ごとに必要か、費用や工期と合わせて確認を!
優れた耐久性を持つサイディングの外壁ですが、経年劣化による傷みが発生するため、20年を超えたら張り替えを検討する必要があります。
万が一、外壁にヒビや欠け、反り、サビ、へこみなど、20年を前に劣化のサインがあった場合は、年数にかかわらず張り替えを行わないと住宅の内部まで傷む恐れがあります。
劣化のサインを見過ごさないようにしましょう。
サイディングの張り替えはメリットも多い反面、費用が高い・工期が長いといったデメリットもあります。
「金属サイディング」の重ね張り(カバー工法)であれば、既存壁を撤去せず、重ねて金属サイディングを施工するため、費用と工期を抑えることが可能ですので、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
北海道の外壁リフォームなら、金属サイディングの施工の専門性を有したリノベーション株式会社にお気軽にお問い合わせください!