2022.10.26
外壁の内部結露とは?原因や対処法・予防法を徹底解説!
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
外気温が下がり、家の中で暖房を使うようになると、気になるのが結露ですよね。
実は、窓ガラスやサッシなどの室内の結露の他に、見えない場所でも結露が起こる可能性があります。
今回は普段は見えない外壁の内部結露について、原因や対処法・予防法について解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね!

外壁の内部結露とは?起こる仕組みや放置のリスク
冬になると家の中と外の寒暖差で起きてしまう結露。
結露とは、物の表面や内部で、空気中に含まれる水蒸気が水滴となることです。
外壁の内部結露とは、外壁と室内壁の間が結露することで、湿気を含んだ空気が壁の中に入ることで発生してしまう現象です。
外壁の内部結露を放置すると、カビの発生や、外壁内部の木や鉄の部分の侵食が起こってしまいます。
カビは外壁や建物が痛む原因になるだけでなく、空気中にも浮遊するため、人体の健康にも影響する可能性があります。
また、外壁内部への侵食は腐食に繋がり、外壁が水分を含んで変形してしまうことで、塗膜が剥がれやすくなったりする症状が出ることも。
外壁だけでなく床材や柱などにも広がることが予想され、家の基盤である支柱や土台が腐食することで、家全体の耐久性も下がってしまいます。
そのほか、断熱材が結露の水分によってずれてしまうことで、断熱効果が落ちてしまうというケースもあります。
直接見えない場所で結露が起きてしまうため、発見が遅れないよう注意が必要です。
内部結露が起きている兆候や対処法は?
一見すると発生しているか見分けがつかない内部結露が、起きているかどうかを確かめるにはいくつかのポイントがあります。
内部結露に気づいたら、できるだけ早くハウスメーカーなどに連絡をし、調査をしてもらうことをおすすめします。
ここでは内部結露に気づくポイントや対処法についてチェックしてみましょう。
内部結露の兆候
まずは、外壁の内部結露に気づく兆候について見ていきましょう。
カビの臭いがする・室内の壁紙にカビが生えている
室内から壁の内側へ入った湿気が断熱材に溜まり、断熱材の周りにカビが発生してしまうことがあります。
家の中で心当たりのないカビの臭いがする場合や、室内の一部にカビが発生している場合は要注意です。
目に見えない外壁内部でカビが発生している場合があります。
床がふかふかしたり凹んでいる
外壁の内部結露でも、放置すると柱や床まで腐食する場合があります。
木材が腐食すると、耐久性が落ち凹みやすくなってしまいます。
進行すると床が抜けたり倒壊の危険性があるので、見つけたら早急に対処が必要です。
外壁の内部結露の対処法
外から見てもなかなか気がつきにくい外壁の内部結露。
そのため、外壁塗装などのメンテナンスの際には、内部結露についても点検してもらうと良いでしょう。
補修をせずに塗装をしてしまうと内部結露によるカビや侵食がさらに進み、せっかく塗装をした外壁も塗膜が剥がれやすくなるなど影響してしまいます。
外壁塗装前の点検で内部結露が発覚した場合、内部結露のサインに気づいた場合は、なるべく早く補修をするのが大切です。
換気口を増やす換気工事、湿気を防ぐ防湿工事、外から断熱を行うよう壁内の密度を軽減させる外張り断熱など、必要な修繕を行ってもらいましょう。
工事やメンテナンスを依頼する際は、業者選びも重要です。
内部結露が起きている住宅で施工した経験を持つ業者、結露に詳しい業者を選ぶようにしましょう。
外壁の内部結露を起こさないための対策もある?

外壁の内部結露を起こさないための対策例を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
室温や湿度に注意する
室温や湿度が高すぎると、内部結露が起きやすくなります。
冬は暖房や加湿器をつけたり、煮物やお鍋などの料理も増えたりしがちです。
室温や湿度が上がりすぎてしまった場合は、換気をするなどして対策をしておくと安心です。
外断熱工法を取り入れる
繊維状の断熱材を壁の隙間に入れるのが内断熱工法に対し、住宅の外側をパネル上の断熱材で囲むのが外断熱工法といいます。
近年は内断熱工法が主な方法ですが、外壁材と構造材は断熱材では覆われていません。
外断熱工法を取り入れることで、湿気が壁の中に入りにくくなり、内部結露が起きにくいと言われています。
結露を防ぐ塗料を選ぶ
結露に強い塗料や、湿気が溜まりにくい親水性の高い塗料、塗装の色は熱を吸収しづらい色を選ぶことで、内部結露を防ぐことが可能です。
内部結露の補修後にも、そのような塗料を施してもらうと良いでしょう。
外壁の内部結露は早めの発見と対処が大切
外壁の内部結露とは、外壁と室内壁の間が結露してしまうことです。
内部結露を放置すると、カビが発生したり、外壁内部の木や鉄の部分が傷んできたり、断熱効果の低下や塗膜が剥がれやすくなる原因になってしまいます。
内部結露が起きている兆候としては、家の中でのカビの臭いがしたり、室内の壁紙にカビが生えたり、床がふかふかしたり凹んだりしていることが挙げられます。
外壁塗装などメンテナンスを行う際には、内部結露の点検も合わせて依頼しておくと安心ですよ。
内部結露を起こさないためには、温度や湿度が上がりすぎないように注意すること、外断熱工法を取り入れること、結露を防ぐ塗料を選ぶことが重要です。
外断熱工法にすることで、湿気が壁の中に入りにくく、内部結露が起きにくいと言われています。
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