2024.07.05
窯業系サイディングと金属サイディングで悩む方へ!選ぶポイントを解説
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
サイディングには、複数の種類があります。
その中でも代表的なのが、窯業系(ようぎょうけい)サイディングと金属サイディング。
外壁材の中でもこの2つで悩む方も多いため、今回はそれぞれの特徴とともに、どちらを選べば良いか、リフォーム会社の目線で詳しくお伝えします!
悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

窯業系サイディングと金属サイディングそれぞれの特徴は?
サイディングとは、一言で言うと「住宅などの外壁に使われる板材」です。
コーキング(シーリング)材で各板材のつなぎ目を接着し、外壁に張りつける仕上げ用の板材のことを指します。
まずは、窯業系サイディングと金属サイディング、それぞれの特徴をフラットにみていきましょう。
窯業系サイディングとは
サイディングの中でも、セメントと繊維を合わせて成形された板材を、窯業系サイディングと呼びます。
成形の過程で窯の中で高温処理されることから、「窯業系」と呼ばれています。
窯業系サイディングは比較的新しい資材で、1990年以降人気が高まり、住宅の外壁などに用いられるようになりました。
その主な種類は、組成の異なる次の3種類です。
- 木繊維補強セメント板系
- 繊維補強セメント板系
- 繊維補強セメント・ケイ酸カルシウム板系
窯業系サイディングの大きな特徴は、価格が安く、デザインや柄のバリエーションが豊富なこと。
施工に時間もかからないことから、近年では多くの住宅に用いられています。
金属サイディングとは
サイディングの中でも、金属を用いた板材を金属サイディングと呼びます。
金属板と断熱材を合わせて作られる金属サイディングには、次のような種類の金属が使われています。
- ガルバリウム鋼板材
- 塗装ステンレス鋼板
- アルミ
- トタン など
金属サイディングは、あらゆる面で性能が高い資材です。
また、モダンな質感を演出できることや施工がしやすい点も大きな魅力でしょう。
金属サイディングの特徴については、次でも詳しく解説します。
金属サイディングの種類については「金属サイディングの種類を詳しく!特徴・価格・選び方のポイントまで」も、ぜひご一読くださいね。
金属サイディングがおすすめ!その理由やメリット・デメリットをご紹介

結論から言うと、窯業系サイディングよりも金属サイディングの使用がおすすめです。
その理由についてと、金属サイディングのメリット・デメリットについて、詳しく解説していきます。
窯業系サイディングより金属サイディングがおすすめな理由
金属サイディングは、断熱性や防水性、災害対応性など、とにかく性能に優れています。
日本は四季による気温の差が大きく、地震も多いことから、金属サイディングの性能の高さは「安心な生活」につながると考えられます。
とはいえ、安さに惹かれて窯業サイディングを選ぶ方も多いです。
しかし、窯業サイディングの家を建ててすぐ凍害が起き、大きなメンテナンスコストを負担することになるケースが起こっているのをご存じでしょうか。
リノベーション株式会社にも、「安さに惹かれて決めたが、凍害ですぐ劣化してしまった」というお客様が、リフォームの相談に来られることが多いです。
窯業系サイディングに用いられているセメントは、吸水性を持つ素材です。
従って、水を通さない金属サイディングと異なり、窯業系サイディングには凍害によるリスクがあります。
凍害が起きると、大きく割れたり、表面から剥がれ落ちたりしてしまいます。
寒冷地では特に寒さが厳しいため、窯業サイディングに塗装をしていても、時間が経過すると金属サイディングによる上貼りや張り替えになってしまうケースが多く見られます。
つまり、寒冷地に於ける窯業サイディングへの塗装は、その場しのぎになりやすいのです。
このように、建設後のメンテナンスコストも含め、総合的に見ると金属サイディングを選んでおくほうが安心といえます。
金属サイディングのメリット・デメリットもご紹介
金属サイディングをおすすめしましたが、もちろんメリットとともにデメリットも存在しますので、検討材料としてご紹介します。
それでも、もし悩むようでしたら外壁の専門家に相談するのがおすすめです。
リノベーション株式会社は外壁に関する知識や経験が豊富なので、ぜひお気軽にご相談くださいね!
金属サイディングのメリット
金属サイディングは次のようなメリットがあります。
①断熱性に優れている
金属と聞くと、「熱伝導率が高く、断熱性は低いのでは?」と考える方が多いでしょう。
しかし、金属サイディングは、金属板と断熱材が一体になった外壁材です。
そのため、非常に断熱性に優れており、素材によっては窯業系サイディング以上の断熱効果を持つものもあります。
家屋の中は夏に涼しく、冬に暖かい状態を維持しやすくなるでしょう。
②耐久性が高く長持ちする
金属サイディングは、金属ならではの耐久性の高さも特徴です。
外壁材の中でも長持ちするといわれており、ひび割れも起こしにくいため、メンテナンスコストを抑えることが可能です。
よりサイディングを長持ちさせるには、10〜15年ごとに塗装を行うと良いでしょう。
金属サイディングの耐用年数については「金属サイディングの耐用年数は?寿命を延ばす方法や劣化のサインも解説」で詳しく解説しています。
③軽量で地震に強い
強度に優れた金属系サイディングですが、実は他の外壁材に比べてとても軽量です。
軽量なサイディングは、住宅に負担をかけにくい点がメリット。
軽い分、地震の影響も受けにくいことから、日本に適した外壁材だといえるでしょう。
④防水性が高く凍害のリスクが少ない
金属は、水を通しません。
そのため、金属サイディングは防水性に優れています。
水を通さないので、お伝えしたように凍害のリスクも低減できます。
⑤スタイリッシュでモダンな印象を演出できる
金属サイディングは、金属ならではの質感が大きなポイントです。
スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出できるので、住宅の外観にもこだわりたい方にぴったりの外壁材といえるでしょう。
⑥施工に手間がかからない
施工に手間がかからない点も、金属サイディングを選ぶメリットです。
前述のように、金属サイディングは他のサイディングに比べ軽量なのが特徴。
軽い分扱いやすいため、張り付け作業をスムーズに進めることができます。
金属サイディングのデメリット
ご紹介したように、金属サイディングには多くのメリットがあります。
ただし、次のデメリットがあるという点についても理解しておくことが大切です。
①環境によってサビが出る可能性がある
金属なので、水に触れる機会が多いとサビが起こるリスクがあり、海に近い地域や工場が近くにある地域などでは注意が必要でしょう。
ただしサビが起こるのは稀で、塗装メンテナンスなどきちんと手入れを行うことでも防ぐことができます。
②傷がつきやすい
金属サイディングは、傷がつきやすい点もデメリットです。
特に硬いものや鋭利なものを擦ったり当てたりすると傷がつきやすく、そこからサビが発生し外壁が劣化する可能性もあります。
見た目を美しく保つためにも、金属サイディングの外壁には傷をつけないよう日頃から注意することが大切です。
金属サイディングにリフォームした事例も参考にチェック!
リノベーション株式会社では、金属サイディングへのリフォーム実績が豊富です。
ここでは、その一例をご紹介します。
札幌市南区K様の事例
【Before】

【After】

約1カ月の工期にて、金属サイディングの上貼りと屋根塗装工事を施工させていただきました。
モスグリーンの金属サイディングは、表面の平滑性と美しい水平ラインが特徴です。
カフェのようなおしゃれな外観を実現しています。
江別市K様の事例
【Before】

【After】

約2週間の工期にて、金属サイディングの上貼りを施工させていただきました。
ガルバリウム鋼板を用いたサイディングは、耐久性・防食性に優れており、また住まいの快適性を高める効果も期待できます。
今回は2色を組み合わせることで、メリハリのあるデザインに仕上がりました。
札幌市厚別区N様の事例
【Before】

【After】

約3週間の工期にて、金属サイディングの上貼りを施工させていただきました。
この事例のサイディングは、表面の凹凸によって木目感が演出されているのが特徴です。
金属サイディングでありながら、木の温もりを感じられるデザインとなっています。
窯業系サイディングと金属サイディングなら性能に優れた後者がおすすめ!
窯業系サイディングとは、セメントと繊維から作られるサイディングのことで、安価でデザインの幅が広い点が特徴です。
一方の金属サイディングは、ガルバリウム降板やステンレスなどといった金属でできたサイディングのこと。
スタイリッシュな見た目に加え、断熱性や耐久性、防災性、防水性など性能が高く、施工しやすい点が魅力です。
窯業系サイディングにも金属サイディングにも異なるメリットがありますが、特におすすめしたいのは金属サイディング!
金属サイディングなら凍害のリスクがほとんどなく、寒冷地でもメンテナンスコストを下げながら、安心して暮らすことができます。
北海道の外壁リフォームなら、リノベーション株式会社にお任せください!
断熱・耐食性能に優れた金属サイディング外壁の豊富な施工実績を生かし、お客様に合ったリフォームを提案・施工いたします。
住まいに不安や不満がある方は、まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

