2025.02.06
窯業系サイディングの外壁の特徴は?実際の声も交えてリアルをご紹介!
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
住宅の外壁材としてよく選ばれる窯業系サイディング。
価格が手頃で豊富なデザインが魅力的な窯業系サイディングですが、実際に使用する前に知っておくべき特徴やデメリットもあります。
寒冷地にお住まいの方は、特に窯業系サイディングの「凍害」リスクについても知っておくと安心です!
今回のコラムでは、窯業系サイディングの基本的な特徴からメリット・デメリットまで、実際に使用している方の声も交えてご紹介します。
外壁材選びの参考にしてください。

窯業系サイディングとは?特徴やほかの外壁材との比較
窯業系サイディングは、セメントに繊維質を混ぜ合わせて板状に形成した外壁材です。
窯業系サイディングは、豊富なデザインがメリットの一つ。
木目調やタイル調、レンガ調、石積み調、塗り壁調など、さまざまなデザインがあり、カラーバリエーションも豊富で、希望の外観が実現できます。
また、工場での大量生産により、安価であることもメリット。
施工費用は1㎡単価3,000~15,000円程度と幅広いです。
施工面でも扱いやすく、耐火性に優れている点も特徴です。
一方、窯業系サイディングのデメリットとしてチェックしておきたいのは、メンテナンス頻度の高さです。
窯業系サイディングは、約10年に1度の塗り替えに加え、5~10年ごとのシーリング補修が目安として必要となります。
初期費用は安価でも、メンテナンス頻度が高ければ、長期的には予想以上のコストがかかる可能性があります。
また、窯業系サイディングは素材に防水機能がないため、防水性のある塗装も必須です。
塗装は劣化するため、防水機能の維持のためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
窯業系サイディングに水が染み込みやすいので、寒冷地では凍害のリスクがあることも大きなデメリットです。
凍害については大変重要なポイントなので、後ほど詳しくご説明しますね!
そのほかの主な外壁材
外壁材に用いられる素材には、そのほか金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングなどの種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
金属系サイディング
ガルバリウム鋼板やアルミニウムなど、金属板を加工した外壁材。
軽量で断熱性や耐震性が高いのが特徴です。
施工単価は4,000〜8,500円(/㎡)程度、メンテナンス頻度は10~15年に1度程度が目安です。
樹脂系サイディング
塩化ビニール樹脂を加工して作られる外壁材です。
耐久性に優れ、耐用年数が長いのが特徴ですが、日本ではあまり普及していません。
施工単価は7,000~9,000円(/㎡)程度、メンテナンス頻度は10~15年に1度程度が目安です。
木質系サイディング
木材を素材とした外壁材です。
天然木ならではの温かみがあり、耐震性にも優れています。
施工単価は6,000~8,000円(/㎡)程度、メンテナンス頻度は7~10年に1度程度が目安です。
窯業系サイディングの外壁は寒冷地に向かない!その理由とは

寒冷地にお住いの方にぜひ知ってほしいのが、窯業系サイディングの「凍害」です。
凍害とは、外壁材に染み込んだ水分が気温の変化により凍結と融解を繰り返すことで起こる劣化現象。
外壁材に染み込んだ水が凍ると体積が膨張し、これにより外壁にひび割れや変形が発生します。
凍害を放置すると、発生したひび割れに新たな水分が染み込み、凍結融解を繰り返すことで、外壁の劣化や損傷がさらに拡大してしまいます。
寒冷地では、窯業系サイディングに塗装をしても、結局その場しのぎにしかならないことが多く、「安さにひかれて窯業系サイディングにしたものの、すぐに凍害が起こってしまった」という声も少なくありません。
実際、寒冷地では窯業系サイディングの外壁も、築20~30年程度で金属サイディングによる上貼りや窯業系サイディングの張り替えが必要になるケースが多く報告されています。
窯業系サイディングの塗装は、「化粧品のファンデーション程度」でしかないのです。
一方で、金属サイディングは金属ヘルメットをかぶるほどの耐久性があり、さらに施工コストも塗装と大きく変わりません。
寒冷地で外壁材を検討している場合は、凍害を見越して金属系サイディングをおすすめします。
金属系サイディングの外壁リフォームについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!
窯業系サイディング外壁は寒冷地で要注意!金属系サイディングがおすすめ
窯業系サイディングは、デザイン性と初期コストの安さから人気の外壁材です。
しかし、メンテナンスが頻回なことからメンテナンスコストが高く、特に寒冷地では凍害にも注意が必要です。
メンテナンスコストが高いと、結果として長期的なコストが増大する可能性があります。
外壁材の選択では、お住まいの地域の気候条件や維持管理の手間、長期的なコストを十分に考慮することが重要です。
寒冷地では窯業系サイディングの塗装もその場しのぎになるケースが多いため、金属系サイディングの外壁を選択することをおすすめします。
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