2021.05.06
金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
近年、外壁材として注目を集めている金属サイディング。
断熱効果や耐食性など優れた性能があるにも関わらず、メンテナンスの手間や費用が低く抑えられるため、戸建て暮らしのトータルコストを抑えることも可能です。
今回はそんな金属サイディングの特徴について。
金属サイディングのメリットとデメリット、メンテナンス方法、リフォームの時期や費用などを詳しくご紹介します!

金属サイディングとは?主な種類や特徴、耐久性までご紹介
ここ数年、リフォームや新築住宅の外壁として需要を高めている金属サイディング。
金属サイディングとは、表面にスチール板などの金属を施し、その中に断熱材を入れた外壁です。
金属の種類はアルミニウム合金塗装板や塗装ステンレス鋼板などがありますが、その中でも高いシェアを誇るのが、ガルバニウム鋼板です。
金属サイディングは耐食に優れ、丈夫で長持ちという特徴があります。
耐食とは金属の錆びにくさのことで、耐久性にもつながります。
金属サイディングは、その名の通り表面がすべて金属で覆われているので、水を吸収しません。
外壁は水分を含むと、その水分が凍結や乾燥の繰り返しによって材料が変形し、割れや欠けといった破損が生じます。
金属サイディングはそもそも水を吸収しないため、水分によって外壁材が破壊されることもなく凍害について心配する必要もないため、北海道など寒冷地の外壁材としても最適です。
また、金属サイディングはその優れた断熱性も人気の理由。
金属は熱しやすく冷めやすいという印象を持っている方も多いと思いますが、金属サイディングは断熱成分が組み込まれているので、ほかの外壁材に比べても断熱効果が非常に優れています。
金属サイディングのメリット・デメリットも知っておこう

金属サイディングのメリットとデメリットを、それぞれ見ていきましょう。
金属サイディングのメリット
維持費が経済的
金属サイディングはメンテナンスの手間がほぼ掛かりません。
そのため、維持費が低く抑えられるのでトータルコストがお得です。
優れた耐久性
耐食に優れたガルバニウム鋼板やガルファンなどを使用するため、丈夫で長持ちです。
他の素材くらべて水の浸み込みやひび割れが起こりにくく、長期間美しい外観を保ちます。
耐候性の高いフッ素塗料が用いられているため、凍害などによる経年劣化にも非常に強いという特徴も!
寒冷地でも安心して使用できる外壁材です。
高断熱で省エネ
芯材として断熱材を充填しているため、断熱性が抜群!
また、外気温が与える影響をはねのけ、室内を一定の気温に維持するという効果もあります。
素材が軽く耐震性が高い
金属サイディングは、重量が窯業サイディングの1/4程度と非常に軽い素材です。
そのため、柱やはりなどの躯体にかかる負担が少なく、さらに揺れに追従するので、地震による損傷・脱落が起こりにくくなります。
デザイン性が向上
豊富な商品ラインナップの金属サイディングは、さまざまな住宅パターンを表現できるため、建物のデザイン性が向上します。
金属サイディングのデメリット
サビが発生する
金属サイディングで使用するガルバリウム鋼板は、金属の中でもサビにくい素材が用いられますが、金属のためどうしてもサビの発生は避けられません。
外壁の表面に刃物など先のとがったもので傷がつくと、塗料が剥がれてしまい、サビやすくなってしまうため注意が必要です。
張り替え費用が高い
外壁リフォーム時に、外壁塗装ではなくすべて金属サイディング材に張り替えした場合、費用は外壁塗装の約2倍~2.5倍程度かかります。
ただし、メンテナンス費用は外壁塗装に比べて圧倒的に少なく済みますので、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
施工は板金工事業者に限定される
金属サイディングの施工は専門性が高いため、板金工事業者のみ工事ができます。
工務店や業者によっては金属サイディングの施工を拒否されてしまう恐れがあるため、業者選びが重要です。
金属サイディングのメンテナンスは?

ほかの外壁材に比べてメンテナンスの頻度が少なく済む金属サイディングですが、傷やサビなど劣化症状によってはメンテナンスが必要になります。
金属サイディングの外壁に以下のような症状が発生した場合は、張り替えなどの外壁リフォームをおすすめします。
- 白カビが発生
- コーキングの劣化
- チョーキング現象(白亜化)
- 表面の傷やサビ
これらを放置していると、雨水などが内部に侵入して建物がダメージを受けるため、早急なメンテナンスが必要になります。
金属サイディングのリフォームには2つの方法があります。
①張り替え
既存壁を撤去して、金属サイディングを施工する方法です。
新築同様の見栄えになるのはもちろん、既存壁の撤去時に躯体の柱などの点検ができます。
②カバー工法
既存壁を撤去せず、重ねて金属サイディングを施工する方法です。
新築同様の見栄えを叶えます。
既存壁を撤去しないため施工時に廃材が少なく済むほか、遮音効果も増します。
なお、金属サイディングの施工には「横張り」と「縦張り」という張り方があります。
その名の通り、サイディングを縦横どちらの方向に張るかというもの。
一概にどちらが良いということは言えませんが、金属サイディングの場合は縦張りで張るケースが多いです。
これは、横張りの場合は接続部分に雨がたまりやすいため、通気が機能しづらいという理由があります。
縦張りの場合は雨水が接続部分にたまることなく流れ落ちるため、より高い防水機能を発揮します。
ただし横張りが良いか縦張りが良いかという点は、プロでも意見が分かれます。
張り方によって見栄えや印象も変わるため、まずは業者にしっかり相談してみましょう。
金属サイディングの外壁リフォーム時期や価格の目安は?
金属サイディングはほかの外壁材に比べてメンテナンスが少なく済み、傷やサビがない場合は、施工から10〜15年程度でリフォームが必要になります。
価格は業者によって異なりますが、カバー工法を行った場合はおおよそ下記の金額が一般的です。
(外壁平米数×9,000円~10,000円)+付帯塗装20万円+足場代20万円×消費税
リフォーム費用は外壁平米数45坪(148.76m2)の場合で190万円ほどとなりますが、既存壁の塗り替えなどに比べて修繕費用が安く済むため、トータルコストは金属サイディングのほうが低くなります。
金属サイディングはメンテナンスの手間がかからず低コスト!
ここ数年、リフォームや新築住宅の外壁として需要を高めている金属サイディング。
金属サイディングとは、表面にスチール板などの金属を施し、その中に断熱材を入れた外壁です。
<金属サイディングのメリット>
- メンテナンスの手間がほぼ掛からず、維持費が経済的
- 水の浸み込みやひび割れが起こりにくい、優れた耐久性
- 外気温が与える影響をはねのける高断熱で省エネ
- 素材が軽く耐震性が高い
- 豊富なラインナップでデザイン性が向上
<金属サイディングのデメリット>
- 傷がつくとサビが発生する
- 張り替え費用が高い
- 施工は板金工事業者に限定される
金属サイディングはメンテナンス頻度が少なく済みますが、白カビの発生、コーキングの劣化、チョーキング現象、傷やサビなど劣化症状によってはメンテナンスが必要になります。
傷やサビがない場合は、施工から10〜15年程度でリフォームと考えましょう。
北海道の外壁リフォームなら、金属サイディングの施工の専門性を有したリノベーション株式会社にお気軽にお問い合わせください!