KNOWLEDGE

リフォームの⾖知識

2023.01.15

外壁がひび割れる原因とは?補修の流れや放置するリスクも

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

外壁のひび割れが起こる原因は、経年劣化だけではありません。

 

実はひび割れにもいくつか種類があり、状態によって補修方法もそれぞれ異なります。

 

今回は、外壁のひび割れの原因や補修方法についてです。

ひび割れを放置してしまうリスクも合わせて解説していきます。

 

 

外壁のひび割れの原因とは?

外壁のひび割れの原因は状況によってさまざまです。

 

ここでは、外壁のひび割れの原因となるものを紹介していきます。

 

経年劣化

外壁塗装のひび割れは、経年劣化が原因の場合が多くあります。

日光や紫外線の影響で塗膜が劣化してひび割れが発生します。

 

施工不良

施工過程が適切でなかった場合や、塗料が適切なものではなかった場合にも、外壁にひび割れが発生することがあります。

 

塗装業者に明らかな落ち度がある場合は、無料で対応してもらえることが多いです。

塗装から1年以内にひび割れが起きた場合は、塗装業者に相談してみましょう。

 

振動や地震

車や電車が通る振動や地震の揺れなどの影響で建物に負荷がかかり、ひび割れが起きることもあります。

 

外壁材などがひび割れしている場合があるので、注意深く確認しておきましょう。

 

構造や地盤の問題

建物の構造として負荷がかかりやすくなっていたり、地盤が弱いなどの理由で建物が傾いたりする影響で、外壁にひび割れが生じる場合があります。

 

この場合も、外壁材も一緒にひび割れしている可能性があります。

 

 

外壁のひび割れの種類とそれが起こる原因

外壁のひび割れには種類があり、すぐに補修した方が良い場合と、そのままでも大丈夫な場合があります。

 

まずはひび割れの種類について、特徴や原因をご紹介していきましょう。

 

ヘアークラック

ヘアークラックとは、幅0.3m未満のひび割れのことをいいます。

その原因の多くは、塗膜の経年劣化によるものです。

 

塗料の耐用年数より極端に短い期間で起きた場合は、施工に原因があることも。

 

なお、ヘアークラックは早急に補修する必要はありませんが、時間とともにひび割れが大きくなる恐れがありますので、ひび割れの状態を定期的にチェックすることが大切です。

 

また、塗料の乾燥時間の問題や、塗料の種類が条件に合っていないなど施工に問題がある場合も膜でひび割れが起きてしまうので、気になる場合には専門の業者へ相談してみましょう。

 

構造クラック(貫通クラック)

構造クラック(貫通クラック)とは、ひび割れの幅が0.3mm以上のクラックで、外壁内部にもひび割れが起きており、構造に影響を及ぼす可能性が高いひび割れのことです。

 

補修が必要となり、比較的緊急性が高いものとされています。

 

小さなクラックからの進行や、地震などの振動、地盤沈下などの影響による不同沈下が主な原因とされています。

 

建物の筋交い不足など構造的な欠陥も構造クラックの原因になる場合があります。

内部に水分が侵入する可能性があり、雨漏りや腐食などの原因となってしまうため、早急な対応が必要となります。

 

開口クラック

窓や扉などの開口部周辺に発生するクラックは、「開口クラック」と呼ばれ、斜めにひび割れが生じます。

 

構造クラックと同じく、小さなクラックからの進行や、地震などの振動からくる原因が多く、上下左右の力がかかりやすいという建物の構造上の原因もあります。

開口部は必ず雨が通るので、外壁内部へ雨が侵入する恐れがあり危険です。

見つけた場合は早めに業者を呼んでチェックしてもらいましょう。

 

乾燥クラック

モルタルやコンクリートの外壁の場合、施工の乾燥過程で水分の蒸発による収縮などが原因でヘアクラックが起こる場合があり、これを「乾燥クラック」と呼びます。

 

乾燥が落ちつくとそれ以上は広がらず、0.3mm以下のクラックの場合は、建物に影響はありません。

 

 

外壁のひび割れを補修する方法や流れは?費用相場もチェック!

外壁のひび割れの種類によっては補修が必要となってきます。

 

ひび割れの状態ごとに、補修の方法や流れ、費用相場を確認しておきましょう。

 

ひび割れが0.3mm未満の場合

外壁のひび割れ幅が0.3mm未満のヘアークラックや乾燥クラックの場合は、すぐに補修の必要はなく、経過観察で良いとされています。

 

ひび割れが気になり補修する場合に有効とされているのは、弾性塗料でクラックを埋めるように塗装する外壁塗装です。

費用相場は、1㎡あたり1,700円〜2,500円ほどとなっています。

 

また、比較的軽度の場合は、シーリングで亀裂を埋める方法もあります。

費用相場は、1mあたり500円〜900円ほどが目安です。

なお、補修する規模や足場の有無によっても、全体の費用は大きく異なります。

 

ひび割れが0.3mm以上の場合

0.3mm以上のひび割れにはカット工法が適しています。

 

カット工法とは、ひび割れの周辺をカットして接着面を広げてから、樹脂を充填する補修方法のこと。

費用相場は、1mあたり1,500円〜3,000円ほどが目安です。

 

外壁材もひび割れしている場合

外壁材までひび割れしている場合は、外壁材の補修やサイディングの張り替えなどが必要となります。

 

サイディングの張り替えの費用相場は、サイディングの種類や施工面積、依頼する業者によって変わりますが、150万円〜270万円ほどが目安。

 

既存のサイディングの上に新しいサイディングを重ね張りをする重ね張り工法(カバー工法)の場合は、110万〜220万円ほどが相場と言われています。

 

 

外壁のひび割れは放置すると危険!

外壁のひび割れ幅が0.3mm以上の場合は雨水が侵入し、雨漏りやカビ、シロアリ、建物内部の腐食へと進行してしまう場合もあります。

 

放置しておくと、家自体の強度も低下してしまうので、できるだけ早急に対処することが必要です。

 

定期的なメンテナンスも大きなひび割れの予防となります。

 

小さいクラックが発生した場合も、基本的には経過観察で良いものとされていますが、1mm以下のクラックでも構造クラックである場合があります。

シーリングなどで自分で処置ができる場合もありますが、外壁のひび割れは、早期発見と適切な補修が大切です。

 

処置が必要かどうかの判断は、できるだけプロに任せた方が安心でしょう。

 

ひび割れではなく外壁が剥がれる症状には、「外壁塗装が剥がれる原因とは?補修の流れや知っておきたいポイントも」で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてくださいね。

 

 

外壁のひび割れは早期発見が大切!原因に合わせて適切な対処を

外壁のひび割れは、経年劣化、施工不良、振動や地震、構造や地盤の問題が主な原因です。

 

幅0.3mm未満のひび割れはヘアークラックと呼ばれ、経年劣化や塗料や施工に問題がある可能性があります。

 

幅0.3mm以上のひび割れは構造クラック(貫通クラック)と言われ、小さなクラックが進行したことや、車などの振動や地震、地盤の影響で家が傾いているなどが原因となります。

 

また、窓や扉などの開口部周辺に発生するクラックは「開口クラック」と呼ばれます。

 

乾燥クラックはモルタルやコンクリートの外壁に起きやすく、0.3mm以下のクラックの場合は建物に影響はありません。

ヘアークラックも、早急な補修は必要はありませんが、補修をするなら弾性塗料での外壁塗装を行う方法があります。

 

構造クラックや開口クラックの場合は、早急に補修が必要なケースも多くみられるため注意が必要です。

 

なるべく少ない被害で防げるように、定期的なメンテナンスと早期発見と適切な対処を行いましょう。

 

北海道の外壁リフォームなら、リノベーション株式会社へお気軽にお問合せください!

低価格・高品質をモットーに、受付からアフターサービスまで万全の体制を整えてご対応いたします。

facebook

twitter

line