2024.07.02
長持ちする外壁は?おすすめの外壁と寿命を延ばす方法をご紹介
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」のです。
「外壁を長持ちさせたいけど、どんな外壁が適しているのだろう」
そんな疑問をお持ちではありませんか。
また、どんなメンテナンスをすれば外壁の寿命を長く保てるのか、気になっているという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、長持ちする外壁としておすすめしたい「金属サイディング」を中心に、外壁材の特徴や耐用年数を解説します。
外壁をできるだけ長持ちさせるコツもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

長持ちする外壁とは?金属サイディングがおすすめな理由
外壁材には全部で下記の7種類があり、なかでも長持ちする外壁としておすすめしたいのが「金属サイディング」です。
<外壁材の主な種類>
- 金属系サイディング:ガルバリウム鋼鈑などの金属を整形した板材
- 窯業系サイディング:セメントと繊維質を混ぜ、高温高圧の窯で硬化した板材
- 樹脂系サイディング:塩化ビニル樹脂(プラスチックの一種)を加工した板材
- 木質系サイディング:天然木を使用した、ぬくもりあるデザイン性が特徴の板材
- モルタル:セメントと砂を練って作られた外装材
- ALC:セメントに発泡剤を加えた軽量のコンクリートパネル
- タイル:板状にして焼き固めた粘土を主原料とする外壁材
「サイディング(サイディングボード)」とは、コーキング(シーリング)材で各板材のつなぎ目を接着し、外壁に張りつける仕上げ用の板材のことです。
それぞれ下記のように耐用年数は異なるものの、あくまで目安となります。
温湿度などの環境や、災害の影響によって変動する可能性は十分あり、長持ちさせるにはメンテナンスが必須です。

外資材ごとの主なメリットも参考にご紹介します。
- 金属系サイディング:軽量で強度が高く、ひび割れしにくい
- 窯業系サイディング:施工がしやすく、デザインのバリエーションが豊富
- 樹脂系サイディング:耐久性が高く、湿気に強い
- 木質系サイディング:あたたかみのある質感、断熱性が高い
- モルタル:継ぎ目がないのでデザインが自由度が高く、防火性に優れている
- ALC:軽量で、断熱性・耐火性能が高い
- タイル:タイル自体の耐久性が高く、経年劣化しにくい
ただし、後ほどお伝えしますが窯業系サイディングは凍害が起きやすい課題点があります。
また、ALCも耐用年数が長いので一見長持ちするように見えますが、吸水性の高い素材水が侵入してしまうと、膨張やひび割れの原因となって修復が難しくなるケースが多いです。
長持ちしやすい外壁材として「金属サイディング」がおすすめ!
金属サイディングをおすすめするのは、水を通さない特徴から温湿度の変化に強く、雨や雪などの気象変化に影響を受けにくいからです。
金属サイディングは以下のような特徴もあり、総合的に見て、機能性と見た目の両面で優秀な外壁材といえます。
- 軽量なので、地震で揺れた際に建物にかかる負担が少ない(耐震性が強い)
- 断熱材が一体化しているので、外気の暑さ寒さを遮断しやすい
- デザイン性が高い
金属サイディングの種類やメリットは「金属サイディングの種類を詳しく!特徴・価格・選び方のポイントまで」でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
また、凍害※によるひび割れの心配がないことも大きなメリットです。
※凍害=外壁材に含まれる水分が凍結と融解を繰り返し、徐々に劣化していく現象
寒冷地では特に金属サイディングが長持ちしやすいといえます。
メンテナンスの手間も抑えられ、長い目で見たときにもコストパフォーマンスが良いでしょう。
窯業系サイディングには注意点がある
近年、施工がしやすくコストが安いという理由から、窯業系サイディングを選んだものの、すぐに凍害が起きてしまったケースが多く、後悔しているお客様が増えています。
「安さに惹かれて決めたが、補修のために張り替えや金属サイディングで上張りすることになってしまった」「塗装したものの、その場しのぎに終わってしまった」という例もあります。
窯業系のサイディングは、塗料が劣化するなどして塗膜が剥がれてしまうと、防水性が低下し、水分を吸収してしまいます。
つまり、温湿度の変化によって水分量が変動し、膨張したり、ひび割れが起こったり、外壁塗装が剥がれてしまったりする可能性があるのです。
ひび割れが起きると、雨水が内部へと侵入し、家の構造部を腐らせる原因になりかねません。
外壁塗装の剥がれで起こり得るリスクは、「外壁塗装が剥がれる原因とは?補修の流れや知っておきたいポイントも」詳しく解説していますのであわせてご参考ください。
また、雨風や紫外線などによって表面の塗膜が経年劣化しやすいため、定期的なメンテナンスも必要です。
メンテナンスや補修工事の回数が増えれば、せっかく初期費用を抑えても、かえって金銭的な負担が増えてしまうため、安易に価格で決めるのはおすすめできません。
外壁をできるだけ長持ちさせる方法もチェック!

外壁をできるだけ長持ちさせたいなら、お住まいの環境に合った長持ちしやすい外壁材を選ぶだけではなく、下記のコツも押さえておくことが大切です。
- 洗浄して壁面をきれいに保つ
- コーキング材のメンテナンスを行う
- 定期的に外壁塗装の劣化のサインがないか確認する
- プロに外壁診断をしてもらう
外壁が汚れていると、塗装の効果が発揮できなくなったり、染みやサビにつながったりする可能性があります。
定期的にチェックをし、汚れていたら雑巾やスポンジなどで拭い、きれいな壁面を保ちましょう。
金属サイディングは塩害でサビやすいので、潮風の影響がある場所ではこまめな洗浄が大切です。
また、コーキング材で接着して仕上げた外壁は、つなぎ目がもろくなると、隙間が生じて雨漏りの原因になる可能性もあるので、傷んだ部分を取り除き、新たに打ち替える必要があります。
外壁塗装が劣化しているかどうかは、サビやひび割れの発生、塗装の色合いの変化や質感の違い、壁の表面に白い粉のようなものが現れる(チョーキング現象)などから読み取れます。
定期的に点検を行っておけば、「次のメンテナンス時に、補修と塗装を行おう」などと計画がしやすくなるでしょう。
壁の高いところは足場を組む必要があるので、内容をまとめることで、費用の節約にもつながります。
自分だけの点検では不安な場合は、業者に外壁診断を頼むのもおすすめです。
相談は無料でサービスにしている業者も多いですし、診断の様子を見ることで、しっかりと対応してくれる優良業者かどうかの判断材料にもなります。
外壁を長持ちさせたいなら凍害に強い「金属サイディング」がおすすめ
外壁材にはいくつか種類があり、いずれも長く持たせるならメンテナンスが必須です。
しかし金属サイディングは水を通さないという特徴から、ほかの外壁材よりもメンテナンスの手間が抑えられるため、おすすめしたい外壁材です。
軽量で強度があり、地震による揺れに強いほか、温湿度の変化に強く、凍害によるひび割れの心配がないというメリットがあります。
定期的に洗浄を行い、きれいな壁面を保つようにすれば、潮風の影響によるサビも防止できますし、コーキング材の劣化に気を配っていれば、隙間から雨漏りすることも回避できるでしょう。
塗装経年劣化サインを見逃さないよう、定期的な点検を行うことが、外壁を長持ちさせるコツです。
北海道で外壁リフォームをご検討されているなら、ぜひリノベーション株式会社にお任せください!
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