2024.05.18
トイレから水漏れ!原因とすぐできる対処法をチェック
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
「トイレの水が止まらない」「トイレの床が濡れている」といったトイレの水漏れは、なるべく早く対処したいもの。
今回は、トイレの水漏れの原因について。
自分で修理が可能かどうか、業者に依頼する場合やリフォームの検討が必要なパターンなどをご紹介します。

トイレから水漏れしていたらココを確認!原因や応急処置も
まずは、トイレで水漏れしやすい箇所と水漏れする原因、水漏れの応急処置、自分で修理可能なケースについてご紹介します。
トイレの水漏れが起きやすい箇所と水漏れする原因
トイレの水漏れが起きやすい部分は「トイレタンク」「給水管・排水管」「温水洗浄便座(ウォシュレット)」「便器」です。
それぞれどのような水漏れが起こりやすいのか、症状と原因をご紹介します。
トイレタンク
「トイレタンクから水があふれる」「便器の水が止まらない」といった場合は、まずトイレタンクを確認しましょう。
トイレタンクから水漏れが起きる原因は、タンク内部の部品の故障やタンク本体のひび割れ、タンクと水道管をつなぐ給水管の接続部分のナットのゆるみ・パッキンの劣化などが考えられます。
また、梅雨などで湿度が高くなると、トイレタンクに結露がついて床に水が落ちているということもあります。
排水管
排水管は、壁排水と床排水の2つの種類があります。
床排水の場合は直接配管が見えませんが、便器の後ろから壁につながっている壁排水の場合は、排水管から水が漏れているケースがあります。
床排水の場合は配管が見えないので、便器の項目でもお伝えしますが、便器の設置面から漏れている場合は、排水管が原因になっているケースも考えられるでしょう。
排水管からの水漏れは、経年劣化や物の詰まりによって継ぎ目が緩んだり、破損したりすることが主な原因です。
温水洗浄便座(ウォシュレット)
温水洗浄便座(ウォシュレット)周辺の水漏れは、さまざまな箇所が考えられます。
例えば洗浄ノズル、便座とつながっている止水栓や給水栓、給水ホース、給水フィルター、水抜き栓、リモコン付近など。
温水洗浄便座周辺で水漏れが起きる原因は、洗浄ノズルが詰まっているなどの故障、止水栓や元栓の破損・ナットのゆるみ・パッキンの劣化、給水ホースの破損・劣化、給水フィルター・水抜栓の劣化、リモコン付近の場合はウォシュレット本体内部の故障などが考えられます。
便器
「便器と床の間が濡れている」「便器のひび割れ部分から水が漏れる」という場合は便器本体や便器を設置している隙間を確認しましょう。
便器周辺で水漏れが起きる原因は、便器本体の破損、トイレの設置不良による排水経路のトラブルなどが考えられます。
また、流すと便器内の水位が上がる、あふれてしまうなどの水漏れは、何かが詰まっている可能性があります。
トイレの水漏れが起きた際の応急処置
トイレの水漏れに気付いたら、まずは水を止めましょう。
トイレタンクの後ろや横にある止水栓を手またはドライバーで閉めて、水の流れを止めます。
「止水栓がわからない、閉められない」という場合は水道の元栓を閉めてください。
元栓は一戸建てなら水道メーター周辺、マンション・アパートなら玄関ドアを開けた共用部分の横の扉にあることが多いです。
その後、以下の対応をしましょう。
温水洗浄便座(ウォシュレット)の電源コードを抜く
温水洗浄便座(ウォシュレット)を使用している場合は、故障や感電のおそれがあるため電源コードを抜き、プラグ部分は濡れないようにビニール袋でおおってください。
水漏れの箇所を特定する
水漏れがどこで起きているのか、先ほどお伝えした箇所をチェックし、原因に合わせて対処をします。
水漏れは1箇所だけでなく、複数箇所で起こっている場合もあるので、全体的にチェックしましょう。
水で濡れた部分を掃除する
水で濡れた部分は、賃貸であれば下の階に漏れてしまう可能性があるので、すぐに拭き取ることが第一です。
止まらない場合はその部分をテープやタオルで覆ったり、床にバケツを置いたり、床にタオルや新聞紙を敷きましょう。
また、放置すると悪臭の原因やトイレの床材・構造体に影響を及ぼす可能性があるため、早めの処置が重要です。
換気扇を回しておくと、水で濡れた部分が早く乾きますよ。
また、便器から水が漏れている・便器内から水があふれ出る場合は、まずは便器内の水を汲み取りましょう。
ひしゃくや灯油ポンプ、小さめのペットボトルなどが使いやすいです。
何か異物を流してしまったなど原因に心当たりがある場合は、止水栓を止めてからラバーカップ(スッポン)を排水口にぴったりと密着させ、カップ内の空気を抜くようにへこませて、勢いよく引き抜くことを繰り返してみましょう。
それでも解消されなければ、業者へ相談するのが安心です。
自分で修理が可能なケース
トイレの水漏れは自分で修理できるケースもあります。
以下のパターンを参考に、できる範囲で修理してみましょう。
ナットのゆるみ
給水管や止水栓などのナットのゆるみが原因の場合は、レンチで締め直すだけで修理が完了します。
部品の交換
給水管や止水管などのパッキン、トイレタンク内の部品(ボールタップ、浮き球、ゴムフロート、鎖など)は自分でも交換が可能です。
パッキンはサイズが合っていないと意味がないため、トイレの取扱説明書やネット検索で確認したり、直接ホームセンターに持っていって聞いてみましょう。
給水管のパッキン交換は、以下の手順を参考にしてみてくださいね。
- 止水栓を閉める
- トイレタンク内の水を全て流す
- 劣化・破損した部品のナットを外す
- 新しいパッキンと交換する
止水管のパッキン交換は、以下の手順を参考にしてみてくださいね。
- 水道の元栓を閉める
- 配管内の残水が出てくるならバケツを用意する
- 止水栓のナットを外す
- 新しいパッキンと交換する
温水洗浄便座(ウォシュレット)の掃除・部品交換
温水洗浄便座(ウォシュレット)の水漏れは、洗浄ノズルの掃除や、給水フィルター・水抜栓の交換で改善できる場合があります。
上記以外の修理が必要な場合や自分で修理するのが不安な方、原因がはっきりわからない場合は、業者へ依頼しましょう。
トイレの水漏れは業者に依頼・リフォームがおすすめ

トイレの水漏れは、ナットのゆるみを締める・部品の交換をするといった軽度のものであれば自分で修理することが可能です。
しかし、トイレタンク・便器のひび割れや排水経路のトラブルなど、専門的な知識や技術を必要とする箇所を自分で修理するのは、ケガや水漏れ被害拡大などのリスクがあります。
また、自分で修理した箇所がその後故障した際は、メーカー保証が受けられなくなる可能性も。
このようなリスクを避けるためにも、水漏れの修理はできれば業者に依頼するのが望ましいです。
トイレの水漏れ修理費用(作業費)の目安は、以下のとおりです。
- 便器内の詰まり:10,000円前後
- 温水洗浄便座(ウォシュレット):約8,000円〜
- トイレタンク:約10,000円〜30,000円
- 給水管・止水栓・排水管:約4,000円〜
こちらの費用に、材料費や出張費が5,000円〜10,000円程度プラスされるイメージです。
ただし、これらの目安は軽度の詰まりの解消や部品の交換など、被害が大きくない場合に限ります。
便器や便座、トイレタンクなどの本体の交換になってしまう場合、便器を外して排水管を直す場合など、修理の度合いによって高額になります。
また、「水漏れの範囲が大きい」「経年劣化でトイレを交換する必要がある」といった場合はトイレのリフォームをしてしまうのも一つの方法です。
経年劣化が原因の場合は、お風呂やキッチンなども同様に劣化している可能性があります。
この機会に水回り全体を業者にチェックしてもらい、修理と合わせてまとめてリフォームを行うのも良いでしょう。
セットでリフォームを行うとお得になることも多いので、ぜひ検討してみてくださいね。
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以下のコラムではトイレをリフォームする際の費用の目安もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
トイレの水漏れの原因は早めに確認し対処しよう
トイレの水漏れが起きやすい箇所は、トイレタンク、給水管・排水管、温水洗浄便座(ウォシュレット)、便器などです。
水漏れの原因が部品の劣化・損傷やナットのゆるみなど、軽度であれば自分で修理が可能です。
しかし、自分で修理すると「慣れない作業で水漏れの被害が拡大する」「今後故障した際にメーカー保証が受けられなくなる」といった可能性があります。
トイレの水漏れは、プロである業者に依頼するのが安心です。
経年劣化が原因の場合は、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?
北海道でトイレリフォームをご検討されているなら、リノベーション株式会社へお気軽にお問合せください。
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