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リフォームの⾖知識

2025.05.23

リフォームでトラブルにならない方法は?無許可業者には要注意!

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

北海道の厳しい気候に合ったリフォームを安心して行うためには、信頼できる業者選びが何より重要です。

 

特に近年問題になっているのが、建設業の許可を持たない「無許可業者」によるトラブル。

「リフォームで失敗したくない」「悪質な業者に騙されたくない」など、工事前に不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、リフォームでよくあるトラブル事例とその対処法、そして安心できる業者の選び方について詳しく解説します。

 

これからリフォームをお考えの方は、トラブルのない快適なリフォームを実現するためにぜひ参考にしてみてください!

契約

 

 

リフォームのトラブルで最も注意したいのが無許可業者!

リフォームに関する相談件数は年々増え続け、住宅リフォーム・紛争処理支援センターのデータによると、2023年度には1年で8,000件近い相談が寄せられています。

 

訪問販売によるリフォーム工事の問題も拡大傾向にあり、悪質な業者の手口も巧妙化しています。

 

その中でも、特に警戒すべきなのが「無許可業者」です。

 

無許可業者によるリフォームのリスクとデメリット

無許可業者とは、本来は建設業の許可が必要な金額や内容の工事を、建設業許可を持たずに請け負っている業者のことを指します。

 

建築一式工事で請負金額が1,500万円未満、またはその他の工事で500万円未満(いずれも消費税込み)の場合木造住宅で延べ面積が150㎡未満の工事の場合は、建設業許可がなくても施工は可能とされていますが、現状、無許可業者によるトラブルは非常に多いです。

 

近年では、無許可で高額なリフォーム工事を請け負い、実際の工事費用は請負金額の3割程度だったという事件もありました。

 

工事内容に対して不当に高額な請求が行われたり、粗悪な施工によるトラブルが発生するリスクがあるため、金額や規模にかかわらず、建設業許可を持つ業者を選ぶことが安心につながります。

 

無許可業者に依頼すると、具体的に以下のような問題が発生する危険性があるため注意が必要です。

 

1. 工事の品質と安全性が担保されない

建設業許可の取得には、一定の品質を担保するため、技術力や資格を持つ人材の確保が義務付けられています。

一方、無許可業者は必要な技術や知識が不足しているケースが多く、施工不良やひび割れ、漏水などの問題が生じやすくなります。

 

2. トラブル発生時の対応が期待できない

無許可業者は工事途中で連絡が取れなくなったり、クレームに対応してくれなかったりするリスクが高いです。

万が一の場合に、責任ある対応が期待できないのが大きな問題です。

 

3. 想定外の追加費用請求の可能性がある

「点検商法」などの手口で契約を取り付け、工事では「予想外の問題が見つかった」と言って当初の見積もりを大幅に上回る費用を請求するケースが報告されています。

 

4. 建物への長期的なダメージが発生する可能性がある

北海道の寒冷地をはじめ厳しい気候条件では、適切な施工技術や素材選びが不可欠です。

無許可業者による不適切な施工は、凍害や断熱不良などの問題を引き起こし、長期的に建物の価値を損なう恐れがあります。

 

5. リフォームに関する補助金を受けられない可能性が高い

近年、国や自治体がさまざまな住宅リフォームの補助金制度を実施しています。

しかし、これらの補助金は、適正な登録事業者による工事を条件の一つとしています。

 

補助金の要件は制度によって異なりますが、多くの場合、一定の登録・認定を受けた事業者による施工が条件とされており、建設業許可を有していることが前提となることが一般的です。

 

札幌市や北海道で利用できるリフォーム補助金については、「札幌で使える2025年度の住宅リフォーム補助金をご紹介!」で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

無許可業者に巻き込まれないための対策もチェック!

無許可業者による被害を防ぐために、以下の点に注意しましょう。

 

1. 建設業許可の有無を必ず確認する

信頼できる業者選びの第一歩は、建設業許可を持っているかどうかの確認です。

許可番号は会社のパンフレットやウェブサイトに記載されているはずですので、必ずチェック!

不明な点があれば、直接業者に許可証の提示を求めましょう。

 

2. 複数業者の見積もりを比較する

適正価格を知るためには、最低でも3社程度から見積もりを取ることをおすすめします。

相場よりも極端に安い見積もりを提示する業者は、工事開始後に追加費用を請求するケースが多いため警戒が必要です。

 

3. 見積や契約書の内容を細部まで確認する

「一式」などのあいまいな表記ではなく、使用材料の種類・メーカー・品番、工事範囲、保証内容などが具体的に記載されているか確認しましょう。

細かい部分こそトラブルの原因になりやすいので、疑問点は契約前に必ず解消しておきたいものです。

 

4. 訪問販売や点検商法に要注意

「屋根が壊れていますよ」「今契約すれば特別割引」など、不安をあおったり急かしたりする手法には警戒してください。

こうした営業手法を使う業者は、実際には不要な工事を契約させようとしている可能性が高いです。

 

 

そのほかのよくあるリフォームトラブルと対策も解説!

無許可業者以外のリフォームにおけるトラブル事例と、それを防ぐための対策も参考にご紹介します。

 

見積書の内容が不明瞭で希望の施工がされなかった

「壁工事一式」「建具工事一式」などのあいまいな記載しかない見積書で契約したところ、施工内容が期待と大きく異なっていたという話も、トラブルとして耳にするケースです。

対策

見積書には工事の具体的な内容、使用する材料のメーカーや品番、施工方法が明記されているか確認しましょう。

不明点はその場で質問し、説明を受けたことも記録に残しておくことが大切です。

 

工事中に追加の費用が発生して想定以上に高額になった

工事を進めるうちに「下地の腐食が見つかった」と言われ、当初の見積もりよりかなり高額な追加費用を請求されるケースもトラブルの一つです。

 

対策

工事を進めていく中で追加工事が必要になることはゼロではないですが、ある程度の予見はできます。

契約前に、想定されるリスクについて業者から説明を受け、追加工事が必要になった場合の対応手順や費用算出方法を確認しておきましょう。

 

追加工事の提案を受けた場合は、納得できるまで説明を求め、その必要性や費用の妥当性を慎重に判断しましょう。

 

気候に合わない外壁材が使用された

北海道のような寒冷地では、特に外壁材の選択が家の寿命を左右します。

例えば、窯業系サイディングは水分を吸収しやすい性質があるため、冬の凍結融解サイクルによって外壁が劣化する「凍害」の発生リスクが高くなります。

そのため、他社で窯業系サイディングを勧められて施工したが、凍害が起こってしまい、すぐに補修が必要になってしまった‥という件で、弊社にもよくご相談があります。

対策

このようなトラブルを避けるには、耐久性の高い金属サイディングを選ぶことが賢明です。

金属サイディングは水分を含まないため凍害の心配がなく、断熱性能まで優れており、北海道の住宅に最適な外壁材です。

知識の少ないリフォーム業者は、気候や風土に合わせた適切な外壁材選びができない可能性があるため、実績や知識の豊富な業者を選ぶようにしましょう。

(金属サイディングと凍害対策がまるっとわかる資料です↓)

 

窯業系サイディングの特徴や寒冷地での課題については、「窯業系サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説」も、ぜひご覧ください。

 

工事完了後に不具合が出たが対応をしてもらえない

リフォーム後に雨漏りや設備故障が発生したが、業者と連絡が取れない、または適切な修繕対応をしてくれないというケースもあります。

対策

契約時には保証内容(期間・範囲・免責事項)を明確にし、書面で残しておきます。

完了検査は慎重に行い、少しでも気になる点があれば、その場で指摘しましょう。

 

不具合が発生した場合は、写真で証拠を残し、すぐに業者へ連絡します。

連絡したことの証拠を残すため、特定記録郵便で送りましょう。

 

対応が得られない場合は、各都道府県の住宅相談所や消費者生活センター、住宅リフォーム・紛争処理センターなどの第三者機関に相談することも有効な手段です。

 

 

トラブルに遭わないためにリフォーム前に押さえておくべきこと

ヒアリング

リフォームトラブルを事前に防ぐための重要なポイントをご紹介します。

 

契約内容を明確にする

良心的な業者は、工事内容や使用材料、施工方法などを具体的・詳細に記載した見積書を提示してくれます。

 

「一式」という表記だけでは具体的な内容が不明確なので、詳細な内訳を記載してもらいましょう。

 

工事内容だけでなく、保証期間や保証範囲、工事遅延時の対応策などについても書面で確認しておくことが大切です。

 

信頼のおけるリフォーム業者を選ぶ

繰り返しになりますが、業者が適切な建設業許可を持っているかどうかの確認は最も重要なステップです。

 

また、それに加えて会社の存続年数や過去の施工事例、所在地などの基本情報が明確に公開されているかを確認しましょう。

 

また、ネット上の口コミや知人からの評判など、実際に工事を依頼した人の声は業者選びの貴重な情報源です。

複数の情報源から評判を集めることで、より客観的な判断ができるでしょう。

 

なお、私たちリノベーション株式会社は、もちろん適切な建設業許可を取得しており、法令を遵守した安全な工事をお約束します。

 

また、第三者機関による「安心のリフォーム事業者選びの新基準」も満たしており、お客さまの大切な住まいを守るための高品質なリフォームを提供しています。

 

当社がどのようなこだわりを持って施工しているかについては、リフォームに対するこだわりで詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

リフォームのトラブルを防ぐためには信頼できる業者選びが最重要!

リフォームトラブルを未然に防ぐ最大のポイントは、信頼できる業者選びです。

無許可業者に依頼すると、工事の品質や金銭問題だけでなく、法的なトラブルにも発展する恐れがあります。

 

リフォームを検討する際は、必ず建設業許可を持つ信頼できる業者を選び、契約内容をしっかりと確認しましょう。

 

また、北海道などの寒冷地では、厳しい気候条件に適した外壁材や工法を提案してくれる業者を選ぶことも重要です。

 

北海道・札幌近郊のリフォームなら、リノベーション株式会社へ。

お客様のご要望に合わせたリフォームのご提案をいたします。

 

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