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リフォームの⾖知識

2025.07.05

劣化した外壁は塗装と張り替えどちらが良い?おすすめの外壁も紹介

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

外壁のメンテナンスを考える際、「塗装で十分なのか、それとも張り替えが必要なのか」で悩まれる方が多くいらっしゃいます。

 

特に北海道の厳しい気候では、外壁の劣化が進みやすく、適切な選択をしないと後悔することになりかねません。

 

今回は、外壁の塗装・カバー工法・張り替えの違いと選び方を詳しくご紹介します。

 

さらに定期的な塗装を必要とする外壁材と、塗装頻度が少なくて済む耐久性の高い「金属サイディング」についてもお伝えしますので、ぜひ外壁選びの参考にしてください!

外壁塗装

 

 

外壁を改善するなら塗装・カバー工法・張り替えの中でどれを選ぶ?

外壁のメンテナンスには、主に「塗装」「カバー工法」「張り替え」の3つの方法があります。

 

それぞれの特徴と適用場面を理解することで、どんな住宅や状況でどのメンテナンス方法を選ぶべきかを判断できますよ。

 

外壁塗装の特徴

外壁塗装は、塗料を塗り直すメンテナンス方法です。

費用を抑えながら外壁の防水性を回復させ、美観も向上させられます。

 

外壁塗装によるメンテナンスが適しているのは以下のような場合です。

  • 外壁材自体に大きな損傷がない
  • チョーキング(白い粉状の劣化)が見られる
  • 塗膜の剥がれや色褪せが気になる
  • 比較的新しい建物での定期メンテナンス

 

外壁塗装は工期も短く、住みながらの施工が可能な点もメリットといえます。

ただし、塗装を前提とする外壁材の場合は、定期的な塗り替えが必須です。

 

外壁カバー工法(重ね張り)の特徴

カバー工法は、既存の外壁の上から新しい外壁材を重ね張りする方法です。

既存外壁の撤去費用がかからないため、張り替えよりもコストを抑えられます。

 

カバー工法によるメンテナンスが適しているのは以下のような場合です。

  • 外壁材に軽微なひび割れや劣化がある
  • 塗装では対応できない劣化が進んでいる
  • 建物の重量増加に構造的な問題がない
  • 断熱性や遮音性を向上させたい

 

軽量な金属サイディングを使用することで、建物への負担を最小限に抑えながら施工できます。

 

外壁張り替えの特徴

張り替えは既存の外壁を完全に撤去し、新しい外壁材に交換する根本的なメンテナンス方法です。

下地から一新できるため、最も長期的な効果が期待できます。

 

張り替えによるメンテナンスが適しているのは以下のような場合です。

  • 外壁材の反りや浮きが著しい
  • 雨漏りが発生している
  • 築年数が相当経過している
  • 下地や防水シートの劣化が進んでいる

 

費用は高額になりますが、外壁材を一新することで長期間にわたって安心して住み続けられます。

 

 

張り替えなら、塗装頻度が少ない金属サイディングがおすすめ!

外壁の張り替え

外壁材は「定期的な塗装を必要とする外壁材」が多いですが、ある程度劣化が進むまで塗装が必要ない金属サイディングは、メンテナンスが少なくて済むことから人気があります。

 

塗装を前提とする外壁材と金属サイディングとの比較点もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね!

 

定期的な塗装を必要とする外壁材の特徴

定期的な塗装を前提とする外壁材には、窯業系サイディング、モルタル、ALCなどがあります。

 

これらの外壁材には、以下のような共通の特徴と課題があります。

  • 初期費用は比較的安価で導入しやすい
  • 定期的な再塗装が必要になる(維持費が継続的にかかる)
  • 寒冷地では塗膜劣化により水を吸いやすく、凍害リスクが高い
  • 外壁自体が重く、耐震性はやや低い

 

それぞれの耐用年数やメンテナンス周期なども確認していきましょう。

 

モルタル外壁

左官仕上げによる独特の質感が魅力的な外壁材です。

しかし、ひび割れが発生しやすく、そこから水が浸入すると凍害の原因となります。

  • 耐用年数:30年
  • メンテナンス周期:8~10年ごとの塗装とクラック補修が必要

 

ALC(軽量気泡コンクリート)

防火性に優れる外壁材ですが、施工に手間がかかります。

塗装による保護が必要で、メンテナンスを怠ると劣化が進行します。

  • 耐用年数:50~60年
  • メンテナンス周期:10~15年ごとの塗装が必要

 

窯業系サイディング

セメントを主原料とした外壁材で、現在最も普及している外壁材の一つです。

  • 耐用年数:20~40年
  • メンテナンス周期:7~10年ごとの塗装が必要

 

デザインバリエーションは豊富ですが、吸水性があるため、凍害に注意が必要です。

 

凍害とは、外壁に染み込んだ水が凍結・融解を繰り返すことで、ひび割れや剥離などの深刻な劣化を引き起こすもの。

凍害が進行した窯業系サイディングは、塗装だけでは根本的な解決にならないため、早急に金属サイディングへのカバー工法や張り替えを検討することをおすすめします。

(凍害対策がまるっとわかる資料はコチラ)

 
窯業系サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説」では、窯業系サイディングの問題点と対策について詳しく解説しています。

 

金属サイディングの特徴

金属サイディングは、表面に高耐候塗膜が施された軽量な外壁材です。
そのため、表面に白い粉状のものが現れるチョーキング現象(白亜化)が発生した際には塗装が必要ですが、状態が良ければメンテナンスの頻度は少なくて済みます。

 

耐用年数やメンテナンス周期も参考にご紹介します。

  • 耐用年数:20~40年
  • メンテナンス周期:10~15年

 

金属サイディングがおすすめな理由

表面に高耐候塗膜が施されているため、塗り替えが少なくて済むことをお伝えしましたが、そのほかにもメリットがたくさんあります。

  • 吸水性がなく、凍害に非常に強い(寒冷地向き)
  • 軽量で、耐震性に優れ、建物への負担が少ない
  • パネル状で施工がしやすく、工期が短縮できる
  • デザイン性も向上しており、木目調や石材調など豊富な選択肢がある
  • 初期費用はやや高めだが、長期的にはメンテナンス費用を抑えられる

 

金属サイディングは工場塗装によって仕上げられており、耐候性に優れた塗膜によって美観と機能性を長期間維持しやすいのが特徴です。

 

メンテナンスも15年以上とされる製品が多く、手間を抑えたい方にとって大きなメリットとなります。

さらに、金属サイディングは吸水性がないため、凍害にも強く、凍結と融解を繰り返す寒冷地でも劣化しにくい特性があります。
加えて軽量な素材のため、建物への負担が少なく、耐震性の面でも優れています。

特に北海道のような寒冷地では、こうした性能が活かされ、長期的に安心して使える外壁材として注目されています。

 

金属サイディングの詳細な特徴については、「金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!」でも詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいね!

(金属サイディングと凍害対策がまるっとわかる資料です↓)

 

外壁の塗装と張り替えは劣化状況に応じた最適な選択を

外壁リフォームでは、塗装・カバー工法・張り替えの3つの方法があり、劣化状況に応じた適切な選択が重要です。

 

また、外壁材は定期的に塗装を必要とする外壁材が多いですが、塗装が少なくて済む金属サイディングは断然コストパフォーマンスに優れているといえます。

 

寒冷地では、特に凍害に強く塗装不要な金属サイディングへの張り替えがおすすめです。

 

北海道・札幌近郊の外壁リフォームを行うリノベーション株式会社は、金属サイディングへの張り替え事例も豊富です。

 

お客様のご要望に合わせた最適な外壁リフォームのご提案をいたしますので、ぜひご相談ください!

 

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