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リフォームの⾖知識

2025.03.02

外壁の剥がれを応急処置!その後の対応もしっかり解説

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

「外壁が剥がれてしまった!このまま放置して大丈夫?」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

 

外壁の剥がれは、雨水の侵入や建物の劣化を引き起こす可能性があるため、早急な対処が必要です。

すぐに業者を手配できない場合は、自分で応急処置をすることが大切となります。

 

そこで今回は、外壁が剥がれたときの応急処置の方法や、剥がれの原因、放置した場合のリスクについて詳しく解説します。

外壁の剥がれ

 

 

外壁剥がれはどう応急処置したら良い?

外壁の剥がれを見つけても、災害時など、すぐに業者に依頼できない場合もあります。

 

しかし、剥がれを放置すると、雨水などが侵入して家の劣化を招く要因になりかねないため、ひとまずの応急処置を行うことが大切です。

 

では、具体的にどんな処置を行えば良いのでしょうか。

すぐに修繕できない場合の一時的な応急処置方法と、行う際のポイントをご紹介しましょう。

 

今すぐできる外壁剥がれの応急処置

一時的な処置としては、下記の方法で剥がれを保護することが大切です。

  • 剥がれた部分の清掃を行い、養生テープや防水テープで保護する
  • 剥がれが広範囲にある場合は、ブルーシート(養生シート)で覆う
  • 小さな剥がれや隙間の場合は、パテやシーリング材で補修する

 

まずは、剥がれた部分とその周辺をチェックして、汚れやゴミ、ほこりなどが付着していれば、きれいに拭っておくことが重要です。

 

掃除を怠ると、汚れなどの悪影響を残したまま処置を施すことになりますし、掃除をしたほうが、養生テープや防水テープなど、保護を行いやすい利点があるからです。

 

外壁素材別の応急処置のポイント

また、住宅に使われる代表的な外壁材には、下記のような特徴の違いもあります。

 

  • 窯業サイディングの場合:水分を含みやすい
  • モルタルの場合:水分を含みやすい
  • 金属サイディングの場合:サビに気を付ける必要がある

 

窯業サイディングやモルタル材は水分を含みやすいため、剥がれた部分が濡れている場合は、よく乾燥させてから養生を行うことが大切です。

 

材質的に、剥がれとともにひび割れも起こりやすいので、ひび割れ部分もパテやシーリング材で隙間を埋めたり、テープで覆ったりしておきましょう。

 

金属サイディングは、塩分が付着するとサビの原因になりやすいため、塩害が予想される地域などでは特に念入りに外壁を洗浄しておくことが肝心です。

 

塗膜が劣化していると、水分が直接金属に触れることになりますから、サビ予防のため、テープやシートで保護する前に拭き取りを行うことも忘れず行ってくださいね。

 

いずれの外壁材も、雨や雪などの水分が外壁内に侵入しないよう、テープをしっかりと貼り付けたり、シートが風で飛ばないよう、紐などで固定したりすることが大切です。

 

応急処置の注意点

なお、応急処置をする際には、下記の3点にご注意ください。

  • 高所での作業はなるべく避ける
  • 養生テープを貼り直す場合は、慎重に剥がす
  • 応急処置は一時的なものである

 

まず、高所での作用は落下などの危険を伴うため、なるべく無理をせずに、できる範囲で処置を行うほうが無難です。

 

そして、養生テープを用いる場合、貼り直すこともあるでしょう。

テープの粘着力が強い場合は特に、勢いよく剥がすことで、剥がれていない部分の塗装も損なう恐れがあるため、剥がす作業は慎重に行ってください。

 

最後に、応急処置はあくまで一時的なものです。

「自分でDIYしたから」と放置せず、早めに専門業者に相談して、適切な修繕を行うことが重要です。

 

 

外壁剥がれが起こってしまう原因とは

外壁の剥がれは、自然災害以外に下記のようなさまざまな原因で起こります。

 

塗膜や外壁材の経年劣化

外壁は、常に紫外線や雨風にさらされているため、徐々に劣化していきます。

塗膜の劣化や、シーリングのひび割れなどは、外壁の剥がれにつながる代表的な経年劣化の症状です。

 

業者の施工不良

特に自然災害などもなく、施工後2~3年以内に外壁の剥がれが生じた場合は、施工不良が原因の可能性が大きいでしょう。

塗料が外壁にしっかりと密着できず、早期に剥がれを引き起こす原因となります。

寒冷地で起こりやすい凍害

寒冷地特有の原因としては、凍害が挙げられます。

外壁材の内部に浸入した水分が凍結・融解を繰り返すことで、外壁材が膨張・収縮し、ひび割れや剥がれを引き起こします。

 

凍害による外壁剥がれの要因として特に注意が必要なのが、窯業サイディングです。

セメントを主原料とする、水分を吸収しやすい窯業サイディングは、外壁材の中でも、特に凍害が起こりやすいといえます。

 

一般的に施工コストが安いため、初期費用を抑えるために、住宅の外壁材として選ばれやすい傾向がありますが、凍害への耐久性は、例えるならファンデーションのようなもの。

表面に塗装を施しても、内部に水分が浸入すると凍害によって剥がれやすくなります。

(凍害対策がまるっとわかる資料はコチラ)

 
札幌のような寒冷地では、窯業サイディングに塗装を施しても、20〜30年後には、結局金属サイディングで上貼りするか、窯業サイディングで張り替えることになるケースが多く、結果的にコスト高になりやすいといえるでしょう。

窯業サイディングについては、「窯業系サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。

 

 

塗膜の剥がれや広範囲の剥がれは修繕やリフォームを!

修繕

外壁の剥がれを放置すると、下記のように建物にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

  • 雨漏りの原因になる
  • 断熱性能が低下する
  • 建物の寿命を縮める

 

剥がれた部分から雨水が浸入すると、建物の内部を腐らせるだけでなく、カビの発生や、シロアリの発生にもつながります。

また、断熱性能が低下し、光熱費の上昇につながる可能性があることにも注意が必要です。

剥がれがひどい場合は、ダメージが建物の構造部分にまで及ぶおそれがあるため、早めに専門業者に依頼し、適切な修繕やリフォームを行うことをおすすめします。

 

特に、北海道などの寒冷地では、金属サイディングへの張り替えがおすすめです。

 

金属サイディングは、耐久性が高く、凍害にも強いという特徴があります。

例えるなら、金属のお面(ヘルメット並み)をかぶるくらい安心できます。

 

金属サイディングは、素材で見ると初期費用がやや高くなる傾向がありますが、塗装するか張り替えするか、という比較では、コスト差は大きくありません。

むしろメンテナンスの手間が少なく、長期的に見るとコストを抑えることができます。

 

また、デザイン性にも優れており、お好みにあった色やデザインを選べますよ。

 

外観を美しく保ちながら、建物を長持ちさせることができるため、「長期的なコストを安く抑えたい」「寒冷地でも長く使える外壁材を選びたい」という方は、金属サイディングを検討してみてはいかがでしょうか。

 

金属サイディングについては「金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!」で詳しくお伝えしていますので、ぜひあわせてご参照くださいね。

 

逆に外壁材で注意したいのは、よく選ばれている窯業系サイディングです。

窯業系サイディングは水を含みやすく凍害が起きやすいため、外壁剥がれにもつながります。

リノベーション株式会社でも、「安さに惹かれて窯業系サイディングにしたけど、すぐ凍害が起きてしまった」と金属サイディングにリフォームされる方が多いです。

 

寒冷地で外壁材を選ぶ際にはご注意くださいね!

 

 

外壁剥がれの応急処置で被害を最小限に!早めのの相談も重要

外壁の剥がれは、放置すると建物に深刻なダメージを与える可能性があります。

災害時など、すぐに業者に依頼できない場合は、今回ご紹介した一時的な処置を参考に、被害の拡大を防ぎましょう。

 

しかし、一時的な処置はあくまで一時的なものです。

 

塗膜の剥がれや、広範囲の剥がれが見られる場合は、早めに専門業者に相談し、適切な修繕やリフォームを行うようにしましょう。

特に、北海道などの寒冷地では、凍害に強い金属サイディングへの張り替えがおすすめです。

 

リノベーション株式会社では、外壁リフォームへのご相談も承っております。

北海道で外壁リフォームをご検討中の場合は、ぜひリノベーション株式会社にお任せください。

低価格・高品質をモットーに、受付からアフターサービスまで万全の体制を整えてご対応いたします。

 

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