2025.03.15
外壁のガルバリウム鋼板の色選びのポイントと人気色
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
北海道の厳しい気候にも強い外壁材を求めるお客様が多く、特に近年は金属サイディングのガルバリウム鋼板が注目されています。
ガルバリウム鋼板を選ぶにあたり、「どんな色にすれば良いのだろうか?」と悩まれる方が多いです。
家の外観は毎日目にするものであり、周囲からの印象も決める重要な要素ですので、じっくり検討して決めたいですよね。
今回は、ガルバリウム鋼板の魅力や色のバリエーション、特に人気の色や色ごとの印象をご紹介します。
さらに、艶あり・艶なしの違いや実際の施工事例もご紹介しますので、外壁リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。

外壁をガルバリウム鋼板に!どんな色がおすすめ?
ガルバリウム鋼板は、高い耐久性と美しい外観を兼ね備えた外壁材として、近年多くの方に選ばれています。
特に北海道のような寒冷地では、耐候性が高く、凍結・融解の繰り返しにも強いため、理想的な外壁材として注目されています。
ガルバリウム鋼板の色選びは、家の印象を大きく左右する重要なポイントです。
それでは、ガルバリウム鋼板の人気色とその特徴を見ていきましょう。
ブラック
ガルバリウム鋼板の外壁でもブラックは定番のカラーとして人気。
ブラックには洗練された印象があり、モダンでおしゃれな外観を演出してくれます。
新築住宅や外壁リフォームで、ブラックのガルバリウム鋼板を選ぶ方が増えています。
金属サイディングの質感とブラックの組み合わせは、存在感のある外観に仕上がるのも魅力の一つ。
和風の建物でも違和感なく調和し、これまでモルタル外壁だった家にもしっくりとなじみます。
また、ブラックはどんな差し色とも組み合わせやすいため、木目調の玄関ドアやシルバーの金属部材など、さまざまなアクセントと組み合わせることができます。
一方でブラックの外壁には白っぽい汚れが目立ちやすいというデメリットも。
水垢や鳥のフンなどの白い汚れは特に目立ちやすくなります。
また、夏の暑い季節には、金属サイディングの性質とブラック特有の熱吸収により、外壁表面が他の色よりも熱く感じることがあります。
ただし、金属サイディング製品は断熱性能が高いものが多いので、室内への影響はそれほど問題にはなりません。
シルバー
シルバーもガルバリウム鋼板の外壁では人気の高いカラーの一つです。
ファクトリーやインダストリアル系をイメージさせるシルバーには、スタイリッシュな印象があります。
ブラックと比較すると重たいイメージがなく、シャープで明るい印象を与えるカラーです。
鮮やかさと清潔感があり、それでいておしゃれなイメージは、幅広い方に人気があるガルバリウム鋼板外壁の定番色の一つ。
シルバーの最大のメリットは、汚れが比較的目立ちにくいことです。
白や黒などのはっきりとした色よりも、汚れがなじんで目立ちません。
自動車でも汚れが目立たない色としてシルバーが人気ですよね。
外壁の汚れが気になる方や、いつまでもきれいな状態にしていたい方にもおすすめです。
シルバーのデメリットは、やや無機質な印象を持たれやすいことです。
しかし、シルバーを選ぶ方はむしろその無機質な印象を好む傾向があります。
最終的には、どのような雰囲気の住まいにしたいかによって選ぶと良いでしょう。
シルバーは窯業系サイディングでは表現できない色味ですから、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングならではの選択肢と言えます。
ネイビー
ガルバリウム鋼板の外壁で最近人気が高まっているのがネイビーです。
ブラックやシルバーが主流の中で、個性的でよりおしゃれにしたい方におすすめのカラーです。
シンプルでスマートな建物デザインと相性が良く、採用されるケースが増えています。
ブルー系のカラーは爽やかで清潔感があり、落ち着いた印象を与えます。
企業のイメージカラーなどにも採用される理由は、こうした好感度の高いイメージがあるからです。
ネイビーのガルバリウム鋼板外壁には、色褪せしにくく劣化が遅いというメリットがあります。
ブルー系の色は紫外線を反射する性質があるため、他の色よりも色褪せのスピードが遅く、美しい状態を長く保てるのもうれしいポイント。
デメリットは、ブラックと同様に白っぽい汚れが目立つことです。
特に濃いめのネイビーは汚れが目立ちやすくなります。
また、色褪せしにくいとはいえ、鮮やかな色であるため、色褪せが進むと古びた印象になりやすい点にも注意が必要です。
ホワイト
ガルバリウム鋼板の外壁でもホワイトを選ぶ方は多くいらっしゃいます。
どのような外壁材でも白は定番中の定番で、清潔感と明るさを求める方に人気です。
白の外壁は、時代を問わず好まれる普遍的なカラーです。
外壁を白にするメリットは、清潔感があり誰が見ても好印象を与えることです。
また、白は視覚的に膨張して見える効果があるため、建物が大きく見える点もメリットの一つです。
デメリットは、汚れが目立ちやすいことです。
黒っぽい水垢の汚れやカビなどは白い外壁に鮮明に現れてしまいます。
特に幹線道路沿いの住宅では、自動車の排気ガスなどの汚れも付着しやすいおそれがあるので、定期的なお手入れも必要です。
ガルバリウム鋼板の特徴については、以下のコラムも参考にしてください!
金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!
メンテナンスフリーの外壁はある?管理や修繕が少なくて済む方法
ガルバリウム鋼板の外壁は艶あり・艶なし・柄でも印象が変わる

ガルバリウム鋼板の外壁選びでは、色選びとともに艶の有無や柄の種類も重要なポイントです。
同じ色でも、艶ありと艶なしでは全く異なる印象になります。
それぞれの特徴と与える印象について見ていきましょう。
艶ありの特徴と印象
ガルバリウム鋼板の外壁には艶ありと艶なしがあります。
艶ありのほうが、どのような外壁材でも汚れがつきにくい傾向があります。
汚れがつきにくいということは、劣化のスピードも遅くなり、耐久性も若干高くなると言えます。
ただし、艶は経年とともに失われていくものなので、大きな差があるとは言えません。
艶ありの外壁は光を反射するため、建物に華やかさや高級感を与えます。
現代的でスタイリッシュな印象を求める方には、艶ありのガルバリウム鋼板がおすすめです。
艶なしの特徴と印象
艶なしのガルバリウム鋼板は、マットな質感が特徴です。
控えめな質感はおしゃれで落ち着いた印象を与えます。
艶なしのメリットは、初めから艶がないため、経年変化による見た目の変化が少ない点です。長期間にわたり、一定のイメージを保ちやすいのが特徴です。
デメリットは、艶がない分、汚れがつきやすく、耐久性がやや低くなること、小傷が目立ちやすいことなどが挙げられます。
見た目の印象を重視するか、機能面を重視するかによって選ぶと良いでしょう。
柄の種類とその特徴
ガルバリウム鋼板の外壁材には、さまざまな柄や模様が施されたものがあります。
木目調やレンガ調、石目調など、多様なデザインから選ぶことができます。
これらの柄付き外壁材は、単色のものより個性的で、建物に特別な雰囲気を与えることができます。
また、柄があることで汚れが目立ちにくくなり、メンテナンスの手間を減らせるというメリットもあります。
柄の選択は、家全体のデザインコンセプトや周囲の環境との調和を考慮して決めると良いでしょう。
なお、柄は単色のものより価格は若干高めですが、微妙な色合いを取り入れることができ、個性的な外観に仕上げられます。
また、多色の模様があると汚れも目立ちにくいというメリットがあります。
ガルバリウム鋼板を取り入れた外壁の事例もチェック
金属サイディングのガルバリウム鋼板は、寒冷地で最もおすすめな外壁材です。
特に北海道のような厳しい冬を持つ地域では、凍害の心配が少なく、断熱性に優れた金属サイディングが適しています。
一方、窯業系サイディングは水を含みやすい性質から、凍害が起きやすいので注意が必要です。
凍害とは、サイディングの中に染み込んだ水分が凍結と融解を繰り返すことによって、ひび割れなどの劣化が生じる現象です。
寒冷地での外壁リフォームをお考えの方は、ぜひガルバリウム鋼板の金属サイディングをご検討ください。
ガルバリウム鋼板を使った外壁リフォームの実例を見ることで、色やつやの違いによる印象の変化を具体的に理解できます。
さまざまな事例を参考に、ご自身の住まいに最適な色を選んでみましょう。
ブラックでモダンでスタイリッシュに
<Before>

<After>

ブラックやダークグレーを基調としたガルバリウム鋼板の外壁は、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
ブラック一色だと重厚な印象になりますが、こちらの事例のように窓枠をホワイトにすることでカジュアルな雰囲気を演出できます。
ブルー系で爽やかな印象に
<Before>

<After>

ダークブルーをメインにした事例。
アクセントにホワイトが入り、爽やかな印象に仕上がっています。
窓枠の色もホワイトなので、よりカジュアルな雰囲気に。
建物全体が軽やかに見え、庭の緑や空の青さを引き立てる効果もあります。
2色使いでスタイリッシュに
<Before>

<After>

メインカラーは「メルティショコラ、アクセントカラーに「ミルク」と、2色を使った事例。
「多色使いすると派手になりそう…」と思われがちですが、メインカラーが落ち着いた色合いで、アクセントカラーの分量も少なめなので、ナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
艶があるので光が映え、家全体が明るく・大きく見えます。
大胆な2色使いでスタイリッシュに
<Before>

<After>

以前も2色使いのおしゃれな外壁ですが、リフォーム後は色を置く場所や色合いを変更したことで、さらにスタイリッシュな雰囲気に。
ピュアホワイトのパキッとした白がより映えますね。
外壁のガルバリウム鋼板は色が豊富!特徴や手入れのしやすさなどを比較しよう
ガルバリウム鋼板の外壁は、色や艶、柄によってさまざまな印象を作り出すことができます。
人気のブラックは高級感とスタイリッシュさがあり、シルバーは汚れが目立ちにくく都会的な印象に。
ブルー系は爽やかで清潔感があり、ホワイトは明るく清潔感のある雰囲気を演出します。
艶の有無では、艶ありは光沢のあるモダンな印象、艶なしは落ち着いた雰囲気になります。
色選びの際は、建物全体のデザインや周囲の環境との調和、メンテナンス性を考慮することが大切です。
特に北海道のような寒冷地では、ガルバリウム鋼板は凍害に強く、断熱性に優れているため、最適な外壁材と言えるでしょう。
北海道の外壁リフォームなら、リノベーション株式会社へ。
お客様のご要望に合わせた外壁リフォームのご提案をいたします。
ガルバリウム鋼板の色選びでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

