2024.02.20
レンジフードに固着した油の落とし方を伝授!これをすればピカピカに
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
キッチン周りのお掃除の中でも、レンジフードの掃除に困っている方は多いのではないでしょうか。
「固着したひどい油汚れをスムーズに落とす方法はあるのかな」と気になっている方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、レンジフードに固着した油の落とし方を解説します。
掃除に必要なものもお伝えしますので、ピカピカにするための参考にしてくださいね!

レンジフードに油が固着!原因やそのままにするリスク
レンジフードまで油が跳ねることは稀なのに、どうして頑固な油汚れができるのか不思議に思うことはありませんか?
レンジフードの汚れは、実は油跳ねではなく、調理中に発生した蒸気に含まれる油分と、空気中に含まれるホコリが原因となっています。
油分を含んだ蒸気がレンジフードに吸い込まれ、内部で冷やされて油に戻り、フィルターなどに付着して酸化が進むと、ベタベタ汚れに変わっていくのです。
さらに空気中に含まれるホコリが付着して、頑固な油汚れになります。
油汚れを放置すると、酸化した油の嫌なにおいも室内に残るほか、換気もされにくくなります。
そして、換気機能が落ちているのに無理にファンを動かそうとするため、通常より多くの電力が必要になり、電気代もかさむという悪循環が起こってしまうのです。
ファンの回転に支障が出て、やがては故障につながる恐れもあるでしょう。
加えて、ホコリが付着した油汚れは引火しやすい傾向があるので、汚れたレンジフード下で火を使うと、引火して火事に発展するリスクがあります。
油汚れは放置せず、簡単な拭き掃除は週に1度、パーツを外しての掃除は1〜3カ月に1度ほど、定期的に行うのが良いでしょう。
レンジフードに固着した油の落とし方をご紹介!
レンジフードの油汚れを放置するリスクを確認したところで、続いては油汚れの掃除の仕方をご紹介しましょう。
洗剤はアルカリ性のものがおすすめ
こびりついた油汚れの掃除には、基本的にアルカリ性の洗剤を使うことをおすすめします。
酸性である油を分解しやすい性質があるからです。
市販されている界面活性剤入りの中性洗剤や、重曹・セスキ水も有効ですが、しつこい油汚れにはアルカリ性洗剤を使うと掃除がスムーズでしょう。
ただし注意点として、アルカリ性洗剤は手肌の皮脂も落としやすく、肌荒れの原因になる恐れがあります。
掃除の際は必ずゴム手袋を使いましょう。
また、レンジフードや周辺の掃除をする場合、位置的に洗剤が垂れ落ちて目や鼻の粘膜を刺激したりする可能性があるので、ゴーグルやマスクを付けるとさらに安心です。
基本的なレンジフードの油汚れの落とし方
レンジフードは、部位によって油落としの方法が異なります。
取扱説明書に従ってパーツを外したあとは、次の2パターンに分けて洗っていきましょう。
- 取り外しできない部分や水に濡らせないパーツ:洗剤を塗布して拭き上げる
- 取り外しできるパーツ:洗剤に浸け込んでから洗浄する
まずは、洗剤や汚れが垂れ落ちる可能性を考慮し、新聞紙などを下に敷いておくと安心です。
取り外しできないレンジフード本体や、電気系統の付属したパーツは、スプレーで洗剤を塗布し、スポンジで擦って汚れを浮かせたあとに拭き上げます。
水分をしっかり吸い上げてくれる、マイクロファイバークロスで拭き上げるのが便利ですよ。
注意点として、シロッコファン(換気扇)のモーターや、照明のコネクタなど電気系統に洗剤がかからないよう気を付けましょう。
取り外しができ、水に濡れても大丈夫なフィルターやファンカバー、シロッコファンといったパーツは、浸け置き用洗剤を用いてお湯に浸け込んでおきます。
放置する時間やお湯の温度は、使用する洗剤の目安に従ってください。
レンジフードの一番下に付いている板「整流板」は比較的大きなパーツですので、スプレーで洗剤を塗布し、10〜15分ほど置いておきます。
ただし汚れの程度によっては、浸け込み過ぎると変色する恐れがあります。
アルミ製のものは特に色が変わりやすいので、10分ほど放置して一度引き上げ、汚れの落ち具合を確認しながら進めましょう。
ホコリと油が混じり、フィルターの網目に詰まっているようなら、歯ブラシなどを使って落とします。
ブラックカラーのものは、油とともに塗装が剥げやすいため、ごしごし擦るのではなく、たっぷりの洗剤で汚れを浮かしつつ、優しく落としていくのがコツです。
シンクで洗浄する際は、傷つかないよう雑巾などを用意しておきましょう。
油汚れがひどい場合の落とし方のコツ
数年掃除をしていないなど、油汚れがひどい場合は、いきなり洗剤を吹きかけても汚れはなかなか落ちません。
ねちゃっとした油がスポンジで広がるばかりです。
そのため、コツとしてまずは固着した汚れをヘラなどで削り落とす必要があります。
シロッコファン内部に油が溜まっていることもありますので、忘れず確認しましょう。
洗剤を塗布し、ラップやキッチンペーパーを貼り付けて浸透させ、油を柔らかくしてから洗浄するのも良いですね。
浸け込む場合も同様に、油の塊を取り除いてから行うと、浸け込む時間が短くなるので、パーツが傷ついたり、変色したりするリスクを抑えやすくなるでしょう。
レンジフードの頑固な汚れはプロに任せるか交換・リフォームも視野に

レンジフードに油汚れがこびりついて落ちない状態なら、プロの業者に任せるか、キッチンの交換やリフォームを視野に入れて検討したほうが良いでしょう。
なぜなら、掃除の手順や洗剤の取り扱いに慣れていないと、いくら時間をかけてもうまく汚れが落とせなかったり、無理に汚れを取ろうとしてレンジフードを傷つけてしまったりする可能性があるからです。
その場合は、プロの業者にクリーニングを依頼したほうが、レンジフードを極力傷つけず、掃除にかかる時間を短縮できます。
依頼した場合の費用の目安は、1~2万円程度です。
数年間まったく掃除をしていないというパターンの場合は、1回目はまずプロにお願いしてきれいにしてもらい、その後自分で継続的に掃除を行うほうが負担が少ないでしょう。
あるいは、汚れが経年で固着して、掃除では落とせなくなっているケースもあります。
その場合は、思い切ってキッチンごと交換するのがおすすめです。
長年油汚れを放置すると、金属素材がサビてしまい、油そのものは除去できても、見栄えが悪くなってしまいます。
最近では、ボタン1つで油汚れを落とせる洗浄機能が付いていたり、フィルターの形状が掃除をしやすくなっていたりと、手間を省ける工夫が施されたレンジフードもありますよ。
また、レンジフードが古いということはキッチン周りも古くなっているはずです。
この機会に動きやすい動線や理想の配置を考え直し、キッチンスペース全体をリフォームするのも一つでしょう。
その際には水回りのリフォームをまとめて行うと、お得になるケースが多いです。
リノベーション株式会社でもキッチンと浴室を同時注文していただくと、トイレ本体をサービスしております。
お得なプランをご紹介できるので、ぜひ一度ご相談くださいね。
キッチンリフォームの手順は、「キッチンリフォームは住みながらでもOK?期間や注意点などもチェック」でご紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてください。
レンジフードの固着した油汚れは放置しない!定期的な掃除を
レンジフードの油汚れを放置すると、嫌な匂いがしたり、換気機能が落ちるなどの弊害があります。
ひどい汚れだと調理中に引火して火事になるリスクもあるため、定期的な掃除を行うことが大切です。
油汚れには基本的に、アルカリ性洗剤を利用するのがおすすめ。
取り外しできない本体や水に濡れてはいけないパーツは、洗剤をスプレーして汚れを浮かせ、クロスで拭き上げます。
水洗い可能なパーツは、つけ置き洗剤に浸けて汚れを落とし、水ですすぎます。
汚れがとれない場合は、プロの業者にクリーニングを依頼したり、洗浄機能が付いたキッチンに交換してしまうのもおすすめです。
リノベーション株式会社でもキッチンリフォームを行なっていますので、ぜひご相談してくださいね。
低価格・高品質をモットーに、受付からアフターサービスまで万全の体制を整えてご対応いたします。