2024.12.07
窯業サイディングは寒冷地に向いていない!金属サイディングのススメ
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
安価であることから、外壁で選ばれやすい窯業系サイディング。
雪の多いエリアに住んでいる場合、耐久性の高い外壁が重要となりますが、「窯業系サイディングは寒冷地に向いているのだろうか?」という疑問をお持ちではありませんか?
結論から言いますと、残念ながら窯業サイディングは寒冷地には不向きな外壁材です。
では、寒い地域ではどんな外壁を選べば良いのか、気になりますよね。
そこで今回は、窯業サイディングが寒冷地に向いていない理由と、寒冷地におすすめの外壁材について解説します。
窯業サイディングを使うリスクもご紹介しますので、ぜひあわせてご参考にしてみてください。

窯業サイディングは寒冷地に向いていない!その理由とは
窯業サイディングが寒冷地に向いていない1番の理由は、「凍害」が起こりやすいからです。
凍害とは、サイディング内の水分が凍結と融解を繰り返すことで起こる劣化現象です。
凍害が起こることで変形を繰り返すことになり、外壁の反りや浮き、クラック(ひび)や割れ、欠けにつながります。
では、なぜ窯業サイディングは、凍害が起こりやすいのでしょうか。
窯業サイディングは水分を吸収しやすい
凍害が起こりやすい根本原因としては、窯業系サイディングの「水分を吸収しやすい」という特徴が挙げられます。
窯業系サイディングはセメントを含む材質で作られており、たくさんの小さな穴が開いています。
もともと、セメントは水と相性が良いこともあり、まるでスポンジのように、サイディングの周りの湿気や雨水を内部に取り込みやすいのです。
窯業サイディングに凍害が起こる仕組み
雨や雪が降ると空気中の湿度が高まり、窯業サイディングの中に水分が入り込みます。
そして、冬になって気温が下がると、その水分が凍ってしまうのです。
水は凍ると体積が増して膨らむため、内部に圧力がかかり、膨らんだ水分によってサイディング内に小さなひび割れができます。
気温が上がると凍った水分は溶けて元に戻るものの、内部のひび割れは凍ったり溶けたりを繰り返すことで大きくなり、最終的には目に見える劣化現象となって現れるわけです。
日当たりの悪い北向きの壁や、窓サッシ回りなど湿気がたまりやすい場所、雨や雪が多い地域、寒暖差が大きい地域でも、凍害になりやすいといえるでしょう。
窯業サイディングに凍害が起こった際のリスクも説明!
では具体的に、窯業サイディングに凍害が起こった場合、どのような劣化現象やリスクが予想されるのでしょうか。
窯業サイディングに凍害が起こった際の劣化現象
主な凍害の症状には、次のものが挙げられます。
表面のざらつき
滑らかだった外壁の表面が、手で触ると砂のようなざらついた質感になります。
水分の凍結と融解で、表面部分がダメージを受けている段階です。
表面の浮き上がり
内部に侵入した水分がサイディングの表面を押し上げ、小さな膨らみや気泡が現れます。
触ると、ポコポコとした凸凹を感じられるでしょう。
表面の剥がれ
内部の結合力が弱まり、サイディングの表面層がぽろぽろと剥がれ落ちます。
最初は小さな欠けから始まり、徐々に大きな範囲に広がって、サイディングの内部素材が露出します。
ひび割れ
内部の水分凍結による膨張圧が原因で、全体に応力がかかり、サイディングに小さな亀裂や大きな割れが入ります。
最初は髪の毛ほどの細いひび割れから、目に見える大きな割れに発展します。
では、上記のような凍害の症状が起こることで、どのようなリスクが生じるかも、ご説明していきましょう。
凍害が起こった際のリスク
①家の見た目が悪化する
塗装の剥がれやひび割れが目立つと、家全体が古く見えてしまい、外観の美観が損なわれてしまいます。
不動産の価値の低下につながるため、将来的な売却にも悪影響をおよぼすおそれがあるでしょう。
②家の性能や住み心地に悪影響をおよぼす
凍害による継続的なダメージが蓄積し、耐久性など、住宅性能が低下する可能性があります。
例えば、剥がれやひび割れから雨水が内部に侵入し、木材の腐食やカビの発生を引き起こすかもしれません。
家の構造に関わる部材にも劣化が起これば、家全体の耐久性に影響するでしょう。
また、断熱材が濡れると断熱性能が下がり、エネルギー効率が悪化します。
室温調整が上手くいかず、住む人の健康被害にもつながるかもしれません。
③修理費用が増加する
凍害への主な修理方法と費用の目安は下記のとおりです。
- パテでの補修:1万~5万円程度/箇所※
- 外壁塗装:80万~150万円程度
- 部分的な張り替え:10万~30万円程度
- 全面重ね張り(カバー工法):100万~200万円程度
- 全面的な張り替え:200万~400万円程度
※足場代として10万〜20万円ほど別途かかる場合もあります。
被害が初期段階での補修に比べて、凍害が進行するほど、大規模な張り替えが必要になるなど、修理規模と費用が大きくなるでしょう。
下記のコラムでは、窯業系サイディングを採用して後悔したケースをご紹介していますので、ぜひあわせてご参考にしてください。
窯業サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説
寒冷地には金属サイディングがおすすめな理由とは?

ここまでお伝えしたとおり、窯業系サイディングは寒冷地には不向きな外壁材なため、「ではどんな外壁材を選べば良いの?」と疑問に思われる方は多いはず。
そこで注目したいのが、金属サイディングです。
寒冷地の外壁に金属サイディングがおすすめである理由をご紹介していきましょう。
寒冷地におすすめの理由①凍害に強い
金属サイディングはその構造上、水分が内部に侵入しにくいため、凍害による劣化に強い特性があります。
窯業サイディングは塗装を施しても、その効果が持続しないことが多く、まるで化粧品のファンデーションのように、見た目を整えるだけになってしまうケースも。
その場しのぎになりやすく、結局当該や劣化が起きて金属サイディングにリフォームし直すという、費用がもったいないケースが多くあります。
実際、リノベーション株式会社にもそのようなご相談が多く、なんとか窯業サイディングを選ぶ流れを変えたい!と考えております。
その点、金属サイディングの凍害への強さは、例えるならフルのヘルメット並みであり、長期間にわたって安定した性能を維持しやすいメリットがあります。
寒冷地におすすめの理由②優れた断熱性能がある
金属サイディングは、断熱材との組み合わせにより、優れた断熱性能を発揮する外壁材です。
寒冷地では暖房費用がかさむため、金属サイディングを採用することで、室内の温度を効率的に保ち、エネルギーコストの削減に役立つことも期待できるでしょう。
寒冷地におすすめの理由③メンテナンスコストが抑えやすい
「金属サイディングが凍害に強い」ということは、塗装の劣化や剥離を心配する必要が少ないということです。
もちろん、「金属サイディングは経年劣化しない」というわけではありません。
定期点検や、劣化があれば補修を要する場面もあります。
しかし、窯業サイディングのメンテナンスはより高頻度で必要となる可能性が高いため、塗装によって得られる効果に対して、支払う費用が高くつくことが多いといえるでしょう。
以上の理由から、寒冷地で新築やリフォームを考えている方には金属サイディングを強くおすすめします。
耐久性だけでなく、経済的な観点からも最適な選択肢となるでしょう。
金属サイディングのメリットは「金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。
窯業サイディングは寒冷地に不向き!金属サイディングがおすすめ
窯業系サイディングは水分を吸収しやすい特性を備えているため、凍害が起こりやすく、寒冷地の外壁材としては不向きといえます。
凍害が進むと、塗装の剥がれやサイディング表面のひび割れなどの劣化現象が生じます。
家の見栄えが悪くなって不動産の価値が低下するほか、内部まで水分が侵入して、家の耐久性に悪影響をおよぼすリスクも。
劣化症状が重くなれば、修理費用もかさむでしょう。
対して、金属サイディングは構造上、水分を吸収しにくいため、凍害に強いです。
耐久性やメンテナンス性、経済的な観点から総合的に評価して、寒冷地の外壁材には金属サイディングがおすすめといえます。
リノベーション株式会社では、外壁リフォームへのご相談も承っております。
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