2024.09.15
窯業系サイディングのメリット・デメリットは?使うことでの問題点
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
住宅の外壁材選びは、家の耐久性や外観、維持費に大きく影響する重要な要素です。
日本の住宅では窯業系サイディングが多く採用されていますが、そのメリットとデメリットについて正しく理解しておりますでしょうか?
近年、窯業系サイディングで後悔しているご相談が多いので、外壁をどうするか迷われている方へのヒントになれば幸いです。
今回は窯業系サイディングのメリットとデメリットについてと、窯業系サイディングの問題点をお伝えしますので、より良い外壁材選びのヒントにしてくださいね!

窯業サイディングのメリット・デメリットは?
サイディングとは、板状に加工された外壁材のことです。
近年の住宅づくりでは、板状の外壁材を貼り付けていくかたちで外壁をつくっていきます。
その中でも、窯業系サイディングはセメントを主原料とし、繊維質などを混ぜ込んで板状に形成した外壁材です。
窯(かま)で焼き固めるので、「窯業サイディング」または「窯業系サイディング」と呼ばれています。
窯業系サイディングはデザインの豊富さとコストの安さから、現在の日本の住宅でよく使われている外壁材の一つです。
費用は1㎡あたり3,000~15,000円程度が目安で、ほかの外壁材と比較して安価な傾向があります。
一方で、耐久性が低く、メンテナンス頻度が高くなりやすい点に注意が必要です。
そのため、施工費用が安いからといって安易に窯業サイディングを選ぶことはおすすめできません。
では、窯業系サイディングのメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。
窯業系サイディングのメリット
①初期費用が安い
窯業系サイディングは工場での大量生産により製造コストを抑えられます。
さらに施工が簡単なために施工費(人件費)も抑えられる外壁材です。
ほかの外壁材と比較して、初期費用を抑えて施工が可能です。
②デザインが豊富
窯業系サイディングはセメントを成型して作るため、デザインのバリエーションが豊富です。
レンガ調、木目調、タイル調など、さまざまなデザインが揃っています。
また、表面は塗装で仕上げるため、色の選択肢も豊富で、好みの外観に仕上げやすいというメリットがあります。
③防火性に優れている
窯業系サイディングは、不燃・準不燃材料として国土交通大臣認定を取得している防火性に優れた素材です。
例えば耐火等級3~4を取得しているものなら、火災による加熱を45~60分遮るため、延焼を防ぎやすいといえます。
窯業系サイディングのデメリット
①定期的なメンテナンスが必要
窯業系サイディングは外壁材の中でもメンテナンス周期が短いのがデメリットです。
例えば窯業系サイディングの耐用年数は20~40年程度、メンテナンス周期は7~10年程度ですが、金属サイディングの耐用年数は20~40年程度、メンテナンス周期10~15年程度。
比較しても短いことがわかるでしょう。
初期費用は安くても、メンテナンス周期が短いと、長期的には総費用が高くなる可能性があります。
②耐久性・耐水性が低い
窯業系サイディングの主原料であるセメント自体は防水性がないため、耐水性能のある塗装が必須です。
しかし、経年劣化で塗装が剥がれたり耐水性能が低下したりすると、窯業系サイディングに水が染み込んで劣化してしまう可能性があります。
そのほか、つなぎ目にあるシーリング材の経年劣化で、そこから水がしみ込む可能性も。
シーリング材は外壁材よりも耐用年数が低いので、こちらも定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、この耐水性の低さから、寒い地域では凍害が起こりやすく、その結果張り替えを行うケースが多くあり、耐久性が低い点もデメリットです。
③蓄熱性が高い
窯業系サイディングの主原料であるセメントは熱伝導率が高く、熱を吸収し蓄えやすい性質があります。
そのため、夏は直射日光が当たって外壁が暑くなり、室内へその熱が伝わる可能性があります。
外壁や室内が熱くなるのを防ぐには、遮熱効果のある塗料を使用したり、下地とサイディングの間に断熱材を施工したりするなどの工夫が必要です。
外壁材の種類には窯業サイディングのほかに、金属サイディングや木質系サイディング、モルタルやタイルなどもあります。
主な外壁材の種類やその特徴、メリットデメリットなどはこちらのコラムでまとめていますので、ぜひご覧ください!
外壁の種類を徹底比較!リノベーションのプロがおすすめする外壁とは
なぜ窯業系サイディングを使うケースが多い?使うことでの問題点

窯業系サイディングが多く使用される主な理由は、コストパフォーマンスの良さにあります。
家づくりには高額な費用がかかりますから、比較的安い価格で好みの外壁を実現できるとなれば、選ぶ方も多いでしょう。
しかし、お伝えしたように窯業系サイディングはメンテナンス周期が短く、耐久性が低いというデメリットがあります。
施工時の安さに惹かれて窯業系サイディングを選択しても、長期的にはメンテナンスコストが高くなってしまう可能性についても確認しておきましょう。
窯業系サイディングは凍害による被害が増えている
先にも少し触れましたが、寒冷地では凍害のリスクにも注意が必要です。
凍害とは、外壁材に含まれる水分が凍結と融解を繰り返すことで、外壁材が劣化してしまう現象のこと。
耐水性が低く水分を含みやすい窯業サイディングでは、凍害が起きやすいことが大きな問題点といえるでしょう。
「耐水性能の高い塗装をすれば良いのでは?」と思うかもしれませんが、特に寒冷地では窯業系サイディングへの外壁塗装はその場しのぎにしかならないことが多いです。
築20〜30年後には凍害で外壁が劣化してしまい、窯業系サイディングで張り替えを行うか、金属サイディングで上貼りをするかといった、大がかりなリフォームが必要になってしまうケースが増えています。
リノベーション株式会社でも、このような相談を多く受けており、北海道のような寒冷地では金属系サイディングをおすすめしています。
金属系サイディングの種類や特徴の解説や、窯業系サイディングで後悔しがちな点をまとめたコラムもありますので、こちらもぜひご覧ください。
金属サイディングの種類を詳しく!特徴・価格・選び方のポイントまで
窯業系サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説
窯業系サイディングはデメリットが大きい!寒冷地は注意が必要
窯業系サイディングは、初期費用の安さとデザインの豊富さから、多くの住宅で採用されています。
しかし、メンテナンス周期の短さや耐水性の低さから定期的なメンテナンスが必要で、蓄熱性の高さから夏には暑さを感じやすいというデメリットがあります。
また、耐水性の低さから凍害のリスクがあるため、特に寒冷地では注意が必要です。
初期費用の安さやデザイン性に惹かれて窯業サイディングを選択しても、長期的なメンテナンス費用が高額になったり、凍害ですぐにリフォームが必要になってしまったりすることもあります。
外壁材選びでは、初期費用の安さだけでなく、長期的な耐久性や維持費、住む地域の気候条件なども含めて判断することが大切です。
北海道で外壁リフォームをご検討中の場合は、ぜひリノベーション株式会社にお任せください。
低価格・高品質をモットーに、受付からアフターサービスまで万全の体制を整えてご対応いたします。
