こんにちは！札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

「外壁にガルバリウムを考えているけど、どんな外壁材なのだろう？」

「メリットやデメリットを知りたい！」

そんな方はいらっしゃいませんか？

 

外壁材選びに際して、ガルバリウム鋼板がおすすめと耳にしたものの、実際にどんな特徴や利点があるのか気になりますよね。

 

実は、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングは、北海道などの寒冷地に大変おすすめです！

 

今回のコラムでは、ガルバリウム鋼板の外壁の特徴や、メリット・デメリットを解説します。

 

どんな方に特におすすめか、また、長く保つための方法もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

ガルバリウム鋼板の外壁の特徴やメリット・デメリット

ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム、亜鉛、シリコンを含む合金メッキを施した鋼板（鉄を主成分とする金属板）です。

 

屋根材に採用されているほか、金属サイディングの代表的な素材となっています。

 

冒頭で寒冷地におすすめ！とお伝えした金属サイディングは、金属素材を使用した外壁材です。

ガルバリウム鋼板以外にも、アルミニウムやステンレスなどを使用した金属サイディングがあります。

 

ガルバリウム鋼板の特徴からご紹介

ガルバリウム鋼板は、金属サイディングの中でも価格と性能のバランスが良く、住宅用の外壁材として人気が高いです。

 

簡単にではありますが、ほかの金属サイディングとの違いを比べてみましょう。

ガルバリウム鋼板の耐用年数は20～40年ほど。

耐食性も適度にあるので、ある程度の「サビにくさ」への効果も期待できます。

 

また、重量が軽いため、建物の構造への負担が少なく、耐震性の向上にも役立つでしょう。

 

そして何より、費用は1㎡あたり4,000円～（高いもので12,000円程度）となります。

ほかの素材には明確な一長一短がありますが、ガルバリウム鋼板は、手ごろな価格で適度な耐久性を得られますので、総合的な評価が高いのです。

 

ガルバリウム鋼板の強みやメリットは？

もう少し詳しく、ガルバリウム鋼板を選ぶメリットをお伝えしましょう。

 

まず注目すべきは、その優れた耐久性と耐食性です。

ガルバリウム鋼板は、表面にアルミニウムと亜鉛を使用しているため、湿気や酸性雨にも強く、金属素材としてはサビにくい特性を持っています。

 

後ほどご説明しますが、きちんとメンテナンスを行えば長寿命な使用・長期間の美観の維持が期待でき、コスパの良い外壁材といえるでしょう。

 

そして、「軽量であること」も大きなメリットです。

外壁材が軽いと、地震の揺れによる建物への負担がかかりにくいからです。

 

耐震性の向上という観点でも優秀な素材といえますね。

実際にリフォームの現場でも、軽量である利点を生かし、既存の外壁に重ねて施工する「カバー工法」でよく使われています。

 

ガルバリウム鋼板のデメリットはある？

さまざまなメリットがあるガルバリウム鋼板ですが、環境や条件によっては注意が必要な点もあります。

 

まず、ガルバリウム鋼板は表面に保護層が施されており、サビにくい性質がありますが、塩分を含んだ湿気が表面に付着すると、サビが発生する可能性があります。

また、海沿いの地域や塩害が懸念される場所では、劣化が早まる可能性があります。

 

そのほか、金属素材であるため、雨音が響きやすいことや断熱性がない点もデメリットです。

 

しかし、ガルバリウム鋼板を外壁材として使用する際には、断熱材をあわせて施工するのが一般的です。

 

そのため、施工業者と相談して適切な工事を行えば、これらのデメリットはほとんど解消されるので、過度に心配する必要はありません。

 

 

ガルバリウム鋼板を含む金属サイディングは特に寒冷地におすすめ！

寒冷地にお住まいの方で、外壁材の選定や外壁リフォームについてご検討されているなら、ガルバリウム鋼板を含む、金属サイディングはぜひおすすめしたい外壁材です。

 

なぜかといいますと、金属サイディングは、寒冷地に多い「凍害」に強い特徴を備えているからです。

 

金属サイディングは「凍害」に大変強い！

凍害とは、外壁材にしみ込んだ水分が、外気の寒暖差によって凍結と融解を繰り返すことで、ヒビや割れなどが入り、劣化してしまう現象です。

 

しかし、金属サイディングは金属製であるため、水分をほとんど含みません。

そのため、凍害のリスクを大幅に軽減できます。

 

また、窯業系サイディングや木質系サイディングのように膨張や収縮を繰り返すことがないため、雪や湿気が多い地域でも、外壁材として高い耐久性を維持しやすいというわけです。

 

実際、リノベーション株式会社にも「コストの安さで窯業サイディングを選んだものの、凍害で劣化してしまった」「塗装してもその場しのぎで無駄になってしまった」とご相談に来られるお客様が多くいらっしゃいます。

 
窯業サイディングなどの外壁が化粧品のファンデーション程度であるとすると、金属サイディングは金属のお面（ヘルメット並み）をかぶるくらいに、耐久性の違いがあります。

 

初期費用を抑えても、結局修繕やメンテナンスにお金がかかってしまい、「トータルコストとしては金属サイディングのほうが安くなる」というケースは多いのです。

 

これから外壁材を選ぶなら、また、リフォームで外壁材を選ぶなら、管理や修繕の負担が少ない金属サイディングを検討されることをおすすめします。

 

窯業サイディングの弱点も詳しく把握しておきたいという方は、ぜひ下記のコラムもあわせてご参照ください。

窯業系サイディングのメリット・デメリットは？使うことでの問題点

 

金属サイディングは寒冷地でも美しい外観を保ちやすい！

凍害に強いということは、「寒冷地の厳しい環境下でもその美しい外観を保ちやすい」とも言い換えられます。

 

金属サイディングは、洗練された現代的なデザインを実現できる外壁材です。

金属特有のインダストリアルな雰囲気がモダンな印象を与え、高級感のある外観に仕上げてくれます。

 

最近では、カラーや質感がより幅広くなって、住宅の外観にあわせたデザインを選ぶことが可能になっています。

 

参考として、実際にリノベーション株式会社にご依頼いただいた、金属サイディングの上貼工事の事例をご紹介しましょう。

 

リフォームによって、ピンク色の外壁から、チャコールブラウンの金属サイディングに変更した事例です。

可愛らしい印象から一新、温かみのある落ち着いた雰囲気の住宅に大変身していますね。

モダンで高級感のある仕上がりです。

 

リフォームの詳細は、「金属サイディング上貼工事（当別町）」で外観写真をご紹介していますので、ぜひあわせてご参照ください。

 

 

ガルバリウム鋼板の外壁は耐久性が高いがメンテナンスも重要！

ガルバリウム鋼板は、耐久性が高く、長期間美しい外観を保つことができる外壁材ですが、適切なメンテナンスを行うことで、その性能を最大限に引き出し、さらに長持ちさせることができます。

 

製品の種類や外壁を用いるエリアによって違いはあるものの、おおよその目安として、10〜15年周期でのメンテナンスを心がけましょう。

 

具体的な方法としては、次の4つが挙げられます。

• 点検：定期的な劣化のサインの点検を行う
• 洗浄：外壁を水洗いして、汚れやホコリ、塩分を取り除く
• 塗装（コーティング）：塗装を更新し、外壁材の保護を補強する
• 修理：早期の修理を行う

 

まずは定期的に点検し、汚れや傷、凹み、表面に触れて白い粉が手に付着する（チョーキング現象）といった劣化のサインが見られないか確認しましょう。

 

また、汚れをそのままにしていると、金属サイディングの大敵である「サビ」や劣化の原因になりますので、定期的な洗浄を行うと効果的です。

 

塗装の剥がれや傷が目立つ場合は、早めに塗装を行うと、腐食やサビを防ぎ、耐久性を高める塗膜の効果を維持することにつながります。

 

金属サイディングを長く保つには、早め早めに、清掃や部分補修などで対応することが大切です。

 

金属サイディングのメンテナンスや、長持ちさせる方法は、下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。

 

金属サイディングの特徴とは？メンテナンスやリフォームについても詳しく！

メンテナンスフリーの外壁はある？管理や修繕が少なくて済む方法

 

 

外壁材にはガルバリウムがおすすめ！寒冷地の住宅にはぜひ検討を

ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れ、適度な耐食性もあり、軽量で耐震性向上にも役立つ優秀な外壁材です。

性能と価格のバランスが良く、代表的な金属サイディングとして位置づけられています。

 

金属の性質上、水気を含みにくく凍害に強いため、寒冷地の住宅の外壁にお悩みの方に特におすすめです。

凍害で劣化するリスクを軽減できれば、メンテナンスコストも抑えられますし、モダンで高級感のある美しい外観を長く楽しめるでしょう。

 

定期的な点検や、洗浄、塗装など、適切なメンテナンスも行えば、金属サイディングの性能を最大限に引き出し、長持ちさせられますよ。

 

リノベーション株式会社では、外壁リフォームへのご相談も承っております。

北海道で外壁リフォームをご検討中の場合は、ぜひリノベーション株式会社にお気軽にお問い合わせくださいね。

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