2025.05.07
SGL鋼板とは?高性能で寒冷地に最適な外壁材に注目
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
近年、外壁リフォームで注目を集めているSGL鋼板。
従来のガルバリウム鋼板を大きく上回る耐久性を誇るこの新素材は、北海道の厳しい気候条件にも対応できる優れた外壁材として人気が高まっています。
今回は、SGL鋼板とは何か、なぜ注目されているのか、どのような優れた特徴があるのかについて詳しく解説します。
札幌で外壁リフォームをご検討中の方にとって、最適な選択肢の一つになるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください!

SGL鋼板とは?
SGL鋼板は、従来のガルバリウム鋼板を基に開発された、次世代の金属外壁材です。
ガルバリウム鋼板は亜鉛とアルミニウムの合金メッキですが、SGL鋼板はこれにマグネシウムを加えることで耐食性を飛躍的に向上!
積雪が多く、塩害の影響も受けやすい北海道では、その高い防錆性と耐久性が注目されています。
「SGL」という名称は、Superior(上質な)・Special(特別な)・Super(超越した)などの「S」と、ガルバリウム鋼板の略称「GL」を組み合わせたもので、その優れた特性を表現しています。
日本の人口減少や少子高齢化といった社会構造の変化により、建築物は「フロー型」から「ストック型」への転換期に入っています。
これは、短期間で建て替えるのではなく、長く使い続けることを重視する考え方です。
高い耐食性・耐久性を持つSGL鋼板は、このようなニーズに応えるべく登場した次世代素材なのです。
SGL鋼板の良さを解説!デメリットはある?
SGL鋼板には多くの優れた特徴があります。
あわせてデメリットについても確認しておきましょう。
SGL鋼板のメリット
まずはSGL鋼板のメリットから確認していきましょう。
耐食性が高い
SGL鋼板最大の利点は、優れた耐食性(サビにくい)です。
従来のガルバリウム鋼板の3倍を超える耐食性が期待されています。
マグネシウムの添加によるメッキ層の強化で、切断端部や傷部においても緻密な保護皮膜が形成され、鉄の露出を効果的に防ぎます。
北海道の気候条件下でも、長期間にわたって安定した性能を維持できる点が大きな特長です。
金属サイディングの基本的な特徴や耐久性については、「金属サイディングの特徴とは?メンテナンスやリフォームについても詳しく!」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
耐久性が高く保証が手厚い
耐食性が高いことから、沿岸部での塩害にも強いことは大きなポイント!
耐久性が高いため、塩害の保証も非常に手厚いです。
通常のガルバリウム鋼板製品では沿岸部から5km以上離れないと保証適用にならないケースが多いのに対し、SGL鋼板製品は500m以上で適用対象に。
※金属サイディングは各メーカー規定によります。旭トステムのSGL製金属サイディングは、1km以上必要です。
これは海風の影響を受けやすい北海道の沿岸部にお住まいの方にとって、大きな利点といえるでしょう。
同じく、穴開き保証も通常のガルバリウム鋼板では一般的に10年のところ、SGL鋼板では15年の赤サビ穴あき保証と手厚いです。
メーカー推奨の塗装メンテナンスを実施すれば、30年以上の耐用年数を望めます。
軽量で耐震性が高い
金属サイディングの特徴である軽量性は、SGL鋼板でも同様です。
瓦屋根と比較するとSGL鋼板の重量は約1/10、スレート屋根との比較でも約1/5という軽量性です。
軽量であるため建物へかかる負担が軽減され、耐震性の向上につながります。
SGL鋼板のデメリット
高性能である分、従来のガルバリウム鋼板と比べて若干価格が高くなります。
しかし、耐用年数の延長や保証内容の充実を考慮すると、長期的な視点ではコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
外壁のメンテナンスをできるだけ減らしたい方は、「メンテナンスフリーの外壁はある?管理や修繕が少なくて済む方法」も参考にしてください。
金属サイディングは全体的に耐久性が高い!特に寒冷地におすすめ

板状に加工された外壁材「サイディング」の中でも、住宅ではコストを抑えやすくデザインが豊富な窯業系サイディングが使われることが多いです。
しかし、ガルバリウム鋼板やSGL鋼板を含む金属サイディングは、ほかの外壁材と比較して非常に高い耐久性を持っているので、特に北海道のような寒冷地でおすすめです。
一方、窯業系サイディングは素材自体の防水性が低く、水分を吸収しやすい性質があります。
寒冷地では、この染み込んだ水分が凍結と融解を繰り返すことで凍害が発生し、外壁の反りや浮き、クラックにつながる恐れがあります。
また、窯業系サイディングの耐水性を保つためにはこまめなメンテナンスが必要です。
塗装やコーキングの補修は10年程度のサイクルで必要ともいわれ、費用がかさむ傾向にあります。
それに対し、金属サイディングは水を通しにくい性質を持つため、凍害による変形の心配がありません。
さらに、金属サイディング、特にSGL鋼板は耐食性に優れているため、メンテナンス頻度を抑えてトータルコストを削減できます。
窯業系サイディングの塗装による保護は、化粧品のファンデーションのように表面を覆う程度ですが、金属サイディングは金属のお面(ヘルメット並み)をかぶせるような強固な保護で安心です。
従来の窯業系サイディングからの変更を検討されている方は、「窯業系サイディングは後悔が多い!その理由やおすすめの外壁を解説」で、金属サイディングと窯業系サイディングの違いについてもぜひご覧ください。
SGL鋼板とは耐食性と耐久性が高く寒冷地に適した次世代外壁素材
SGL鋼板とは、従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えることで耐食性を約3倍以上に高めた次世代の金属外壁材です。
耐食性・耐久性・耐震性に優れ、塩害保証が手厚い、など、北海道の厳しい気候条件に適しています。
外壁材としてよく用いられる窯業系サイディングと比べてもメンテナンス頻度が抑えられ、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
北海道のような寒冷地での長期使用に適した素材として注目を集めています。
北海道の外壁リフォームなら、リノベーション株式会社へお気軽にご相談ください。
お客様のご要望に合わせた外壁リフォームのご提案をいたします。