2021.07.21
窓の断熱リフォームは大事!その重要性や方法、費用についてチェック
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
窓にも断熱リフォームが可能なことをご存知でしょうか?
窓は熱が流出入しやすい部分。
そのため、お住まいの家で冬の寒さや夏の暑さに悩んでいる場合は、窓の断熱リフォームを行うことで解決するかもしれません!
今回は、そんな窓の断熱リフォームについて。
断熱リフォームの効果や工事の種類、各費用や注意点などを詳しくご紹介します。

窓の断熱リフォームはなぜ大事?そのメリットとは
建物の内側と外側の熱の移動を遮断することを「断熱」と言います。
熱は主に窓から流出していきます。
そのため窓に断熱対策をしていないと、せっかく暖房や冷房で家を快適な温度にしても窓の外に逃げてしまうのです。
断熱リフォームで熱の負荷から建物を守ることで結露予防にもつながり、窓周辺や水回りのカビの発生などを防ぐことができます。
断熱リフォームを施すことで、他にもさまざまなメリットがあります。
実際にどう改善するかという点も一緒に見ていきましょう。
窓の断熱リフォームのメリット
断熱リフォームによるメリットを見ていきましょう。
メリット①寒暖対策
冬は室内の暖気が家の外へ漏れることを防ぎ、夏は暑い外気が室内に侵入することを防ぐため、冬も夏も快適な温度で過ごすことができます。
メリット②光熱費の節約
断熱リフォームによって、冬は室内の暖房によって暖められた空気が外へ逃げることを防ぎ、夏は室外の暑い空気が室内に侵入することを防ぎます。
そのため、冷暖房を使いすぎることがなくなり、光熱費の節約につながります。
メリット③防音・防犯性
内窓や厚みのあるガラスに変えることで、室内の音が漏れにくくなり防音性が高まります。また、泥棒や空き巣が窓ガラスを割りにくくなることで窓からの侵入を防ぎ、防犯性も同時に向上します。
窓の断熱リフォームで暑さと寒さを改善する方法
暑さと寒さを改善する窓の断熱リフォームは、主に3つの方法があります。
①窓サッシの種類を変更する
窓サッシには主に、アルミと樹脂があります。
アルミは耐久性が高いものの断熱性が低いため、寒冷地ではあまり使用されないサッシです。
樹脂のサッシは熱伝導率がアルミに比べて1/1000と非常に低く、さらに気密性が高いため断熱効果が優れています。
なお、室外側を耐久性のあるアルミ、室内側を断熱効果の高い樹脂のサッシを用いた「複合サッシ」というタイプもあります。
窓サッシの断熱リフォーム方法は、既存のサッシを枠ごと外して、新しいサッシに交換します。
②窓ガラスの種類を変更する
窓の断熱性能を上げるためには、ガラスの種類が非常に重要です。
通常、窓には断熱効果は低い「単板ガラス」を採用することが多いです。
単板ガラスは一枚板のガラスですが、これを「複層ガラス(通称ペアガラス)」に変えることで断熱効果が高まります。
複層ガラスには「一般複層ガラス」と「Low-E複層ガラス」があります。
2枚のガラスと中空層からなる「一般複層ガラス」は、中空層の働きで熱がガラス面を通り抜ける量を少なくします。
そのため、室内側のガラス面が冷えにくくなり、ガラスの結露を抑える効果もあります。
「Low-E複層ガラス」は特殊金属膜と断熱効果を高める特殊ガスの効果で、一般複層ガラスに比べて断熱性能が向上している高断熱ガラスです。
色付きガラスになるため、視認性やデザイン性も考慮して使用することができます。
また、近年はさらに断熱効果のある「トリプルガラス」というものもあり、3枚のガラスと2重の中空層からなるガラスとなっています。
なお、トリプルガラスはLow-Eガラス仕様もありますよ。
窓ガラスの交換はサッシの種類によってはガラスだけの交換ができず、サッシごと交換になるケースもあるため、交換方法は事前に確認しましょう。
③内窓を取り付ける
既存の窓の室内側に、断熱効果の高い樹脂サッシなどの内窓を追加する方法。
寒冷地では当たり前となっている方法です。
窓が二重になるため2つの窓の間に空気層が生まれ、この空気層が熱を伝えにくくして断熱効果を高めます。
窓を二重にすると、断熱だけではなく防音や防犯対策にも有効ですよ。
内窓の取り付けは、既存の窓の内側に窓を設置するため、施工が簡単に済むという特徴もあります。
窓の断熱リフォームの費用目安は?補助金・助成金もチェック

先述の通り、窓の断熱リフォームにはさまざまな方法があります。
それぞれの費用目安について見ていきましょう。
窓の断熱リフォームの費用目安
●窓サッシの種類変更
樹脂サッシへ交換
- サッシ枠の交換の場合:約5万円
- 窓周りの壁も施工する場合:約25〜60万円
●窓ガラスの種類変更
ペアガラス(Low-E複層ガラス)へ交換:約5〜15万円
●内窓の後付け(二重窓)
約5〜15万円(腰高窓は約4〜6万円、小窓は約3万円~約5万円)
●窓を丸ごと交換
約10〜50万円
高断熱のガラスなど機能性をアップさせると、価格はさらに上がります。
断熱リフォームを検討する際に気になるのが費用面ですが、窓や断熱材などを用いて行う工事には、お得にリフォームを行うことができる補助金制度や減税措置などがあります。
窓の断熱リフォームで使える補助金・助成金
高性能建材による断熱リフォーム支援事業
省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進する事業です。
戸建住宅や集合住宅において、省エネ性の高い窓ガラスへエコリフォームすると補助対象経費の1/3以内、1戸当たり最大で戸建が120万円、集合住宅が15万円の補助金が助成されます。
省エネリフォーム減税
既築住宅の省エネ改修に対する税の優遇措置で、「特定増改築等住宅借入金等特別控除」と「住宅特定改修特別税額控除」があります。
特定増改築等住宅借入金等特別控除
個人が住宅ローンなどを利用して、所有している住宅のバリアフリー工事や省エネ改修工事などをした場合に、所得税額から一定額を控除できます。
一定の要件を満たす場合において、年末のローン残高をもとに算出した金額(最高12万5,000円)が5年間所得税額から控除されます。
計算方法は以下の通りです。
【A×2%+(B-A)×1%=控除額(最高12万5,000円)】
A:増改築等の住宅借入金等の年末残高の合計額のうち、バリアフリー改修工事に要した費用の額の合計額に相当する部分の金額(特定増改築等限度額250万円)
B:増改築等の住宅借入金等の年末残高の合計額(最高1,000万円)
住宅特定改修特別税額控除
個人が所有する家屋で一般断熱改修工事などを行なった場合、所得税額から一定額を控除できます。
これは住宅ローンなどを利用しなくても適用されます。
一般省エネ改修工事の標準的な費用の額の10%(最高250万円、太陽光発電設備設置工事が含まれる場合は350万円)が所得税額から一定額を控除できます。
窓の断熱リフォームを行うデメリットや注意点もある?

窓の断熱リフォームは、工事内容によっては高額な費用が発生するため、注意点を知ったうえで施工することが大切です。
結露対策や防音性を高めたい場合は、それに合わせた工法や窓ガラスの種類を選ぶ必要があります。
また、サイズによっても費用が異なるため、事前に確認しましょう。
断熱リフォームにおいては、業者選びも非常に重要です。
断熱リフォーム工事の実績や提案力をはじめ、作業工程や安全対策、品質など施工管理がしっかりとしている業者を選びましょう。
費用や工事の方法も、業者によって大きく異なります。
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することもおすすめです。
窓の断熱リフォームで一年中を快適に過ごそう
窓に断熱効果を高める断熱リフォームの方法は、主に3種類あります。
- 窓サッシを断熱効果が優れた樹脂のものに変える
- 窓ガラス「複層ガラス(ペアガラス)」に変える
- 既存の窓の室内側に、内窓を追加する
窓の断熱リフォームは、寒暖対策はもちろん、光熱費の節約や防音・防犯対策にも有効です。
断熱リフォームを行う注意点もしっかり把握した上で、最善のリフォームを行いましょう。
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