KNOWLEDGE

リフォームの⾖知識

2024.06.16

お風呂のカビの予防対策をご紹介!カビを取る方法も

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

お風呂場で見かける黒色や赤色のカビ。

 

カビは放置するとどんどん落ちにくくなるので、見つけたら早めに取って、カビが発生しないようにしっかり予防したいもの。

 

今回は、お風呂のカビが発生する原因や、カビの予防法と掃除方法などをご紹介!

カビがひどい場合に、お風呂をリフォームする目安もお伝えします。

お風呂の洗剤

 

 

お風呂のカビはなぜ発生する?予防対策を紹介!

お風呂は家の中でも特にカビが発生しやすい場所。

 

カビが発生しやすい条件は以下の4つです。

 

  • 温度(25~30℃)
  • 湿度(60~80%)
  • 栄養分(皮脂や石けんカス)

 

この条件にぴったり当てはまるのがお風呂で、カビにとって好都合な場所なのです。

 

お風呂の中でも特に気を付けたいのが膝より下の低いところ。

ドア下のパッキン、浴槽のふた、床の角、バスチェアなどには皮脂や石けんカスが溜まりやすいので、特にカビが発生しやすいといえます。

 

お風呂にカビを発生させないためには、入浴の前後と、定期的に行うカビ予防が大切です。

 

では、それぞれのカビ予防策についてご紹介します!

 

入浴前後に行うカビ予防策

入浴後に行うと効果的なカビ予防策は以下の4つです。

 

①入浴の前後に冷水シャワーをかける

入浴前に壁・床・浴槽など浴室全体に冷水シャワーをかけることで、カビの栄養となる石けんや皮脂が付きにくくなります。

 

入浴後は浴室から出る前に、入浴前と同じように浴室全体に冷水シャワーをかけます。

 

皮脂や石けんカスを流すだけでなく、浴室全体の温度を下げることでカビが発生しにくくなります。

②充分に換気し、水気を取る

浴室内に水分が残っていると、カビが発生しやすくなります。

入浴後は浴室の窓やドアを開けたり換気扇を回したりするなど、しっかり換気を行いましょう。

 

窓を開けながら同時に換気扇を回すと、より早く浴室の空気を入れ替えられます。

 

水切りワイパーやタオルなどで壁や床の水分を取り除いておくと、さらにカビ予防に効果的です。

天井の水気を取るなら、フローリングワイパーなど柄が長いアイテムを使うと簡単に拭けますよ。

③シャンプーや掃除グッズなどを直置きしない

浴室の床やカウンターにシャンプーや掃除グッズを直接置くと、ヌメリやカビが発生しやすくなります。

 

浴室の収納グッズは吊り下げ式にして、水が溜まらないようにするのがおすすめです。

④浴槽のふたを閉めておく

入浴後、残り湯を洗濯に使う方もいると思います。

 

浴槽にお湯が張られた状態だと、浴室全体の温度・湿度がカビにとって好条件となってしまいますので、お湯を残す場合は必ずふたを閉めるようにしましょう。

 

定期的に行うカビ予防策

頻度を決めて定期的に行いたいカビ予防策は以下の2つです。

 

①防カビ剤を使ってカビ予防する

お風呂の防カビ剤はスプレータイプ、くん煙剤タイプ、噴射(エアゾール)タイプ、天井に張り付けるタイプ、吊り下げるタイプなどがあります。

 

効果は数週間~6カ月ほど持続しますので、製品に記載してる頻度を目安にカビ予防を行ってくださいね。

 

②アルコールで拭いて除菌する

アルコール(特に消毒用エタノール)にはカビ予防の効果があります。

 

月に1回を目安にアルコールを含ませた雑巾で、浴室の壁や床、天井の拭き掃除を行ってください。

 

 

お風呂のカビは早めに取る!掃除方法を解説

お風呂のカビは「黒カビ」と「赤カビ」の2種類に分けられます。

 

黒カビは一度生えると根を張り、パッキンの隙間やタイルの目地などに入り込みます。

時間が経つと根や胞子が奥へ侵入し、こするだけでは落としづらくなってしまいます。

 

ピンクヌメリとも呼ばれる赤カビは、「ロドトルラ」という酵母菌や「メチロバクテリウム」という菌が繁殖したものです。

 

人体への影響はほとんどありませんが、水だけで増殖するため黒カビより繁殖しやすいのが特徴です。

黒カビは赤カビもエサにしてしまうため、赤カビを放置すると黒カビを増やす原因にも!

 

いずれも、カビは放置するほど広がっていくので、早めの掃除が重要です。

お風呂のカビ掃除に必要なアイテムと注意点

まずは、お風呂のカビ掃除に必要なアイテムをご紹介します。

 

  • カビ取り剤
  • アルコール
  • 重曹
  • スポンジ
  • 雑巾
  • フローリングワイパー(天井や壁に使用)

 

特に塩素系のカビ取り剤を使う際は、目に入ったり皮膚に付いたりすると危険なので、以下のアイテムを用意して保護するようにしましょう。

 

  • ゴム手袋
  • マスク
  • メガネ・ゴーグル
  • 長袖・長ズボン(洗剤が付いて色が変わっても問題ない服)

 

カビ掃除を始める前に、浴室用の洗剤で汚れを落とした後、浴室全体を乾かしておきます。

乾いた状態のほうが、カビが落ちやすくなるからです。

 

カビ取り剤を使用する際には、必ず換気を行いましょう。

 

また、塩素系の洗剤と酸素系の洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生して大変危険ですので、別々に使うようにしてくださいね。

 

黒カビの掃除方法

黒カビ掃除には、塩素系カビ取り剤が効果的。

扉や床のゴムパッキン、タイルの目地など隙間の奥に根を張った頑固な黒カビには、液だれしにくく密着しやすいジェルタイプがおすすめです。

 

まずは、黒カビが完全に乾いた状態でカビ取り剤をかけます。

 

カビ取り剤をより奥まで浸透させるなら、カビ取り剤をスプレーした部分にキッチンペーパーをかぶせ、その上からさらにスプレーをしてラップでおおって密着させてください。

15~30分ほど放置したら、シャワーで洗い流します。

 

指定された時間を超えて放置すると浴室の素材が傷む原因となるので、商品に記載された時間を守ってくださいね。

 

この時点で落とし切れなかった黒カビは、ブラシやスポンジでこすり落とします。

ただし、パッキンなど柔らかい素材は傷が付きやすく、新たな黒カビが発生する原因となってしまいますので、力加減には注意しましょう。

 

壁や天井など目線より高い位置にある黒カビは、フローリングワイパーを使います。

液だれを防ぐため、乾いた雑巾にカビ取り剤をスプレーし、黒カビがある部分を拭きます。

 

その後、カビ取り剤が残らないように別の雑巾で2~3回水拭きします。

赤カビの掃除方法

少量の赤カビやできたばかりの赤カビは、中性洗剤やアルコールをスプレーし、スポンジでこすれば簡単に落とせます。

 

乾いた雑巾にアルコールをたっぷりスプレーし、拭き掃除をします。

塩素系カビ取り剤と違い、2度拭きは不要です。

 

赤カビが目線より高い位置にある場合は、黒カビと同様にフローリングワイパーを使うと便利ですよ。

 

赤カビは酸性なので、アルカリ性の重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水などもおすすめです。

 

「赤カビの範囲が広い」「こすっても落ちにくい」という場合は、塩素系カビ取り剤が効果的。

塩素系カビ取り剤をスプレーし、赤カビがある部分にスポンジで塗り広げ、 5分放置したら水で洗い流します。

 

 

お風呂のカビがひどいならリフォームもおすすめ!

お風呂のカビがひどく、掃除をしてもきれいにならない場合は、ハウスクリーニングやリフォームを検討する時期かもしれません。

 

カビ汚れだけならハウスクリーニングの依頼でも良いですが、以下の項目に1つでも当てはまる場合は、浴室のリフォームをおすすめします。

 

  • 掃除してもカビがすぐ発生する生える
  • コーキング※が劣化している
  • 浴室の床・壁・浴槽にヒビが入っている
  • 排水溝が流れにくい、またはにおいがする
  • 脱衣所の床が腐っている
  • 今の浴室を15年前後使っている

 

※コーキング=浴槽と壁の間や壁同士のつなぎ目を塞ぐ樹脂製の資材

 

また、浴室の年数が経っている場合は、トイレやキッチンなど他の水回りも同様に劣化している可能性があります。

この機会に水回り全体を業者にチェックしてもらい、まとめてリフォームを行うのも良いでしょう。

 

セットでリフォームを行うとお得になることも多いので、ぜひ検討してみてくださいね。

 

リノベーション株式会社では、浴室の交換工事を注文していただくと、洗面化粧台本体をプレゼントしています!

 

お風呂のリフォームについては、下記のコラムもぜひご参考ください。

 

浴槽の種類の選び方を解説!形状・素材のバリエーションをチェック

マンションの浴槽を交換リフォーム!費用・選び方・注意点も徹底解説

お風呂の交換・お風呂工事に使える補助金は?札幌の場合もご紹介!

お風呂のリフォームは何年目が目安?検討するタイミングもご紹介

 

 

お風呂のカビは予防対策が大事!発生したら早めに取るように

お風呂のカビは放置すると次第に取りづらくなってしまうので、日頃から予防し、見つけたら早めに取ることが大切です。

 

カビ予防には「冷水を入浴前後にかける」「十分な換気を行う」など毎日行う対策と、防カビ剤の使用やアルコールを使った掃除など定期的に行う対策があります。

 

カビ掃除は塩素系のカビ取り剤が効果的ですが、目線より上を掃除する際はカビ取り剤が体に落ちてこないように、皮膚や目を保護するなど十分気をつけてくださいね。

 

また、お風呂のカビがひどい場合は、リフォームを検討する時期かもしれません。

 

北海道のお風呂リフォームなら、リノベーション株式会社へお気軽にお問い合わせください!

 

低価格・高品質をモットーに、受付からアフターサービスまで万全の体制を整えてご対応いたします。

 

facebook

twitter

line