2023.07.10
ボイラー交換に使える補助金は?札幌の場合もご紹介!
こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。
ボイラーの交換時期は、必ずやってきます。
ボイラーが動かなくなった後で「交換しておけば良かった…」と後悔するようなことにはなりたくない、と誰もが思いますよね。
2023年、国は省エネ事業として「住宅省エネ2023キャンペーン」をスタートさせました。
こちらのキャンペーンを活用すれば、ボイラーの交換に補助金を利用できます。
今回は、そんな「住宅省エネ2023キャンペーン」や、札幌市民限定で利用できる「再エネ省エネ機器導入補助金制度」といったボイラー交換の際に利用できる補助金の制度について、詳しく解説します!

ボイラー交換で活用できる補助金は?概要などをご説明
2023年(令和5年)から、リフォームで利用できる補助金の制度「住宅省エネ2023キャンペーン」が始まっています。
このキャンペーンでは、「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」の3つの補助金制度を利用することができます。
窓のリフォームがお得にできる「先進的窓リノベ事業」については、こちらで詳しく解説しています。
「札幌の窓のリフォームには補助金(先進的窓リノベ事業)を活用!」
ボイラー交換の際に利用できるのが「こどもエコすまい支援事業」と「給湯省エネ事業」です。
これらの事業は、予算上限に達した段階で締め切りをしてしまうため、早めの利用をおすすめします。
また、札幌市独自の補助金制度として、「再エネ省エネ機器導入補助金制度」という制度もあります。
こちらは対象が札幌市民限定となっていますので、要注意です。
では、それぞれの概要を詳しくお伝えしていきます!
こどもエコすまい支援事業・給湯省エネ事業の補助金を使おう
「住宅省エネ2023キャンペーン」の事業のうち、ボイラー交換で補助金を活用できるのは「こどもエコすまい支援事業」と「給湯省エネ事業」です。
どちらの補助金事業とも、高効率・高性能ボイラー(給湯器)交換を補助金の対象内としています。
こどもエコすまい支援事業・給湯省エネ事業の補助金はいくら?
「こどもエコすまい支援事業」を利用する際、補助金は一戸につき2万7,000円です。
一方で、「給湯省エネ事業」を利用する場合の補助金は、以下の表のように新しく設置する給湯器によって変わります。
| 設置する給湯器 | 補助金額 | 補助上限 |
| エネファーム
(家庭用燃料電池) |
1台15万円 | 戸建住宅:
いずれか2台まで 共同住宅等: (いずれか1台まで) |
| ハイブリッド給湯器(電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器) | 1台5万円 | |
| エコキュート
(ヒートポンプ給湯器) |
このように、「給湯省エネ事業」では5〜15万円までの補助金を受け取ることができます。ボイラー交換には多額の費用が必要ですので、補助金が出るのは嬉しいですよね。
補助対象になるボイラーと、ならないボイラーがあることに注意
気を付けたいのが、「こどもエコすまい支援事業」・「給湯省エネ事業」補助金の対象に該当するボイラー(給湯器)とそうでないボイラーがあるということです。
「こどもエコすまい支援事業」の補助対象となるボイラーは、以下の通りです。
- エコキュート(ヒートポンプ給湯器)
- エコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯器)
- エコフィール(潜熱回収型石油給湯器)
- ハイブリッド給湯器
また、「給湯省エネ事業」の補助対象のボイラーは以下の通りです。
- エネファーム(家庭用燃料電池)
- ハイブリッド給湯器
- エコキュート(ヒートポンプ給湯器)
どちらの制度も、高効率・高性能給湯器が対象と思っていただければ問題ありません。
これ以外のボイラーは補助金の対象にはなりませんので、注意してくださいね。
補助金対象となる住宅もチェック
「こどもエコすまい支援事業」・「給湯省エネ事業」で、補助の対象となる住宅も決められています。
以下の表の通りです。
| 設置する住宅 | 補助事業者(補助対象者) | (リース※1の場合)
共同事業者 |
| 新築注文住宅 | 住宅の建築主 | 給湯器の所有権を有するリース事業者
(「給湯省エネ事業」のみ補助金利用が可能) |
| 新築分譲住宅(※2) | 住宅の購入者 | |
| 既存住宅(リフォーム) | 工事発注者(※3) |
※1:補助対象のボイラーについて消費者とリース契約を締結したリース事業者が、補助金の交付手続きを代行する場合のみ(手続きの代行には「住宅省エネキャンペーン」に事業者登録をする必要あり)
※2:分譲事業者による販売前後の申請は不可
※3:買取再販事業者は対象外
こちらの表で説明している通り、リースの給湯器の場合、該当する補助金制度は「給湯省エネ事業」だけですので注意しましょう。
建築主や住宅の購入者は、実際に住宅に住む人と考えてください。
リフォーム工事の発注者も同様です。
札幌市独自の制度「再エネ省エネ機器導入補助金制度」
札幌市独自の補助金制度として、「再エネ省エネ機器導入補助金制度」という制度もあります。
これは、札幌市民に限定して利用できる制度です。
「こどもエコすまい支援事業」「給湯省エネ事業」との併用もできます。
エネファーム (家庭用燃料電池)を導入することで、補助金額は定額8万円と定められているので、併せて利用すると良さそうですね。
注意しておきたい点として、補助金の募集期間が決まっている点が挙げられます。
札幌市民の方は忘れずに申請するようにしましょう。
また、未使用品であることなど対象になる条件もあるため、募集期間や申請方法もあわせて、詳しくは札幌市のホームページ「再エネ省エネ機器導入補助金制度」をご確認ください。
ボイラー交換で補助金を利用する場合の注意点は?

「こどもエコすまい支援事業」・「給湯省エネ事業」はとても便利な補助金のように捉えられがちですが、注意しておきたいポイントもあります。
補助事業者登録した業者でないと補助金を受け取れない
もっとも注意しておきたいポイントとして、ボイラー交換を依頼する業者が「こどもエコすまい支援事業」・「給湯省エネ事業」をはじめとした「住宅省エネ2023キャンペーン」に事業者登録をしているか否かが挙げられます。
補助金利用を相談できる事業者は、こちらで検索できます。
業者を選ぶための情報として、活用してくださいね。
補助金の併用は基本的にできない
「こどもエコすまい支援事業」「給湯省エネ事業」について同じ扱いで紹介してきましたが、これら2つの事業から同時に補助金を受け取ることはできません。
1つの給湯器につき、1つの助成金を利用することになります。
補助金としては、「給湯省エネ事業」の助成金のほうが高いので、こちらを利用することをおすすめします。
例外として、札幌市をはじめとする地方自治体が推進している補助金制度がありますが、お伝えしたように地方自治体が行っている同じような補助金とは併用可能です。
リース契約を結んでいる給湯器を利用する場合
リース契約をしている給湯器を使用する場合は、「給湯省エネ事業」の補助金のみ利用することができます。
「こどもエコすまい支援事業」の補助金は利用できません。
また、リースといってもリースならば何でも良いわけではなく、対象は「ファイナンスリースで、法定耐用年数である6年間以上のリース期間を設定されたもの」と決められています。
ボイラー交換はいつするべき?浴室と同時期もおすすめ

補助金を受け取ることができる「こどもエコすまい支援事業」「給湯省エネ事業」や「再エネ省エネ機器導入補助金制度」が推進されている2023年こそ、ボイラー交換の絶好のタイミングです。
今こそボイラーを交換するチャンス、といっても良いでしょう。
ここでは、一般的なボイラー交換はどれくらいのタイミングで行うべきなのか、解説します。
ボイラーの寿命と交換の時期はいつぐらい?
一般的にボイラーの交換目安は10年といわれています。
これは、ボイラーを安全に使用できる期間である、標準使用期間といわれている期間です。
ボイラーの使用状況によっても違いますが、安全に利用するためには8~10年を目安に交換したほうが良いでしょう。
また、定期的な点検も必要です。チェックなしに使用し続けてしまうと、発火などが起こってしまう恐れがあるからです。
浴室のリフォームと同時にボイラーを交換したほうが良い
ボイラーを交換するタイミングは、浴室のリフォームと同時に行うのが良いでしょう。
配管工事の効率が良いので、別々に工事を行う場合よりも料金が安くなる場合があります。
浴室は、家族の癒しの場となる大切な部屋です。
そんな浴室の中心ともいえる浴槽には、たくさんのバリエーションがあるのをご存知でしたか?
詳しくはこちらで解説しています。
「浴槽の種類の選び方を解説!形状・素材のバリエーションをチェック」
なお、リノベーション株式会社では浴室の交換工事を注文いただくと、洗面台化粧台本体をプレゼントしています!
また、キッチンと浴室を同時注文いただくと、トイレ本体サービスを行っています。
お家の中で気になる箇所があれば、ぜひご相談ください。
補助金を賢く利用して、適切な時期にボイラー交換を!
2023年(令和5年)から、ボイラー交換で利用できる補助金制度が始まりました。
国の事業では「こどもエコすまい支援事業」と「給湯省エネ事業」が、札幌市では「再エネ省エネ機器導入補助金制度」が利用できます。
補助金は、「こどもエコすまい支援事業」で一戸2万7,000円、「給湯省エネ事業」では15万円~5万円までの補助金を受け取ることができます。
また、札幌市独自の制度「再エネ省エネ機器導入補助金制度」では、8万円の補助金を受け取ることが可能です。
注意したい点に、補助事業所登録した業者でないと補助金を受け取れないこと、「こどもエコすまい支援事業」と「給湯省エネ事業」の補助金の併用はできないことが挙げられます。
ボイラー交換の目安は8~10年です。
浴室のリフォームと同時に交換工事を行うと、別々に工事を行うよりも料金が安くなる場合がありますので、ぜひセットで行うことも検討してくださいね!
北海道でお風呂リフォームをお考えなら、リノベーション株式会社へお気軽にお問い合わせください。
