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リフォームの⾖知識

2024.01.13

お風呂が寒いなら断熱リフォームを!原因やすぐできる寒さ対策も解説

こんにちは!札幌の戸建て・マンションリフォーム会社「リノベーション株式会社」です。

 

1日の疲れをリフレッシュできるお風呂は、家の中でもほっとくつろげる大切な空間です。

 

しかし、そのお風呂が寒いとなかなかゆっくりくつろぐことはできませんよね。

特に冬の寒い時期は入浴が億劫になってしまい、リフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、お風呂が寒い原因や暖かく快適にするための対策・リフォームについてのお話です。

 

費用の目安や金額を抑えるポイントもあわせてご紹介しますので、参考にしてくださいね!

 

 

お風呂が寒い原因から解説!寒いままでいるリスクとは

ゆっくり温まる場所のお風呂のはずが、浴室に一歩入った瞬間「寒くて辛い…」という経験はないでしょうか?

 

お風呂が寒い原因は、浴室に暖房機器がなく断熱性能が低いこと。

 

そして窓があることも多く、カーテンなどで冷たい空気を防げないこと、換気扇があることから、暖房のある他の部屋に比べて気温が低くなりやすいことも原因です。

 

また、築年数が経っている家の場合は、窓以外の隙間からも冷たい外気が入り込み、さらにお風呂が冷え切ってしまいます。

 

お風呂を寒いままにしておくと危険!そのリスクとは?

寒いのを我慢することには、実は大きなリスクがあるのをご存じでしょうか。

 

1番気をつけたいのは、「ヒートショック」という現象です。

 

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い浴室へ行ったり、寒い浴室と暖かい湯船の中を行き来したりなど、短時間に急激な温度差の場所を移動することで血圧が急激に上下する現象です。

 

ヒートショックは心筋梗塞や脳卒中を引き起こし、湯船の中で意識を失って溺水してしまうなど、入浴中の事故の要因になってしまいます。

 

消費者庁「無理せず対策 高齢者の不慮の事故」でも、交通事故よりも浴室での不慮の溺死・及び溺水が多い結果が出ており、お風呂を暖かくすることの重要さが伺えます。

 

もう1つのリスクは、結露による腐食です。

結露は寒暖差が大きい場所で発生するため、浴室内にカビが繁殖しやすくなり、壁材・床材が腐食したり体へも悪影響を与えてしまいます。

 

このように、浴室の寒さは命の危険に結びつくこともあるため、断熱リフォームを行うなど、寒さ対策を検討することをおすすめします。

 

 

お風呂が寒い原因を取り除く!効果的なリフォームの方法

寒いお風呂は、リフォームで暖かく改善することが可能です。

 

お風呂の暖かさをアップする、主なリフォーム方法と費用の目安をご紹介します。

 

マンションにお住まいの場合は、管理規約でリフォーム内容や工事ができる時間帯が決まっているため、事前に確認しておきましょう。

 

①在来工法からユニットバスへ変更する

費用目安…90〜100万円

 

築年数の経っている住宅は、床や壁、天井などの素材を組み合わせる「在来工法」で浴室が作られています。

 

しかし、在来工法は隙間が多いため、浴槽や床、壁、天井が一体化している「ユニットバス」に比べて断熱効果が低くなってしまいます。

 

浴室が在来工法の場合は、ユニットバスへリフォームすることで断熱性も保温性も向上しますよ。

 

すでに断熱機能を内蔵している高断熱のユニットバスもあるので、チェックしてみましょう。

 

②床材を暖かいものに変更する

費用目安…樹脂床材への変更:5万円程度/FRP床材への変更:10万円程度/シート床材への変更:4~15万円程度/床暖房:在来工法の浴室の場合は15〜25万円程度、ユニットバスの場合は本体の価格に約10〜15万円程度の追加

 

床がタイル張りだと特にヒヤッと冷たく感じます。

足元を温めるとポカポカするので、樹脂床材やFRP床材(線強化プラスチック)

、シート材など保温性の高い床材に取り替えると、寒さを感じにくくなります。

 

床材については「浴室の床が冷たい・滑るなどの問題はリフォームで改善!方法を解説」でも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

また、浴室用床暖房を入れる方法も一つの手です。

床暖房は床も乾燥しやすくなるので、カビの発生も防げます。

 

③断熱材を取り入れる・窓の断熱性能を高める

費用目安…断熱材を取り入れる:1㎡あたり4,000~8,000円前後/窓の断熱性能を高める:二重窓は6万円〜10万円程度、複層窓は3万円〜15万円程度

 

断熱材を取り入れることで、浴室の暖かさが向上します。

 

ユニットバスは浴室の壁とその間に隙間があるため、そこへ断熱材を充填すると暖かさは格段にアップします。

 

浴室で断熱材を入れる場合は壁だけでなく、床や天井などに施工することが可能です。

 

そのほか、床ならお伝えした床暖房以外に断熱タイルというものもありますし、外壁や内壁に断熱塗装を施す方法もあります。

 

また、内窓を取り付けて二重窓にすることでも断熱効果は一気に高まります。

樹脂製のサッシと断熱性の高いガラスを組み合わせた複層窓にすることでも、お風呂の冷気を逃さず暖められますよ。

 

④浴室暖房乾燥機を設置する

費用目安:12〜20万円前後

 

浴室専用の暖房を設置するという方法もあります。

天井に付けるタイプや壁掛けタイプなど、形状もさまざまです。

 

最近は、ミストサウナ機能や衣類乾燥機能などの便利な機能を備えた浴室暖房が登場していますので、浴室を特別な空間にしたいという方にもおすすめです。

 

このようにリフォームでお風呂を暖かくする方法はたくさんありますので、まずはどの方法が適していそうか、予算も含めてリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

 

また、家自体が古くなっている場合は、部分的にそれぞれリフォームを行うよりも、セットで進めたほうが安くなる・お得になるケースもあります。

 

例えば、リノベーション株式会社ではユニットバスに加えてシステムキッチンも注文された方に、一体型タイプのトイレ本体を無料でプレゼントしています(交換工事費別途)。

ぜひ、あわせて検討してみてくださいね!

 

 

リフォーム以外でお風呂の寒さを今すぐ改善する対策もチェック!

シャワー

タイミングなどが合わず、すぐにお風呂のリフォームができない場合は、その期間になるべく早くお風呂を暖める対策を取りたいですよね。

 

寒さを感じにくくする、応急的な対処方法もご紹介しますので、ぜひ実践してみてください!

 

脱衣室に暖房器具を置く

脱衣室にヒーターなどの暖房器具を置いて、着脱時に体を冷やさないようにするのも大事です。

 

スピードやパワーを重視するなら遠赤外線ヒーター、スペースが狭いなら温風の出るセラミックヒーターも良いでしょう。

 

人の気配を感知して自動で電源をオンオフしてくれる人感センサーが付いているものも、安全性が高く省エネも期待できるのでおすすめです。

 

暖める際には、浴室の扉を開けた状態にすることで、脱衣室と浴室を同時に暖めることができるので、気温の急激な変化を防ぐことができます。

 

入る前にお湯の蒸気で浴室を暖める

浴槽のお湯を溜める際に蓋を開けたまま溜めたり、入浴前に壁や床にシャワーで熱いお湯をかけたりすることで、蒸気で浴室を暖めることができます。

急に体が冷えるのを防げるため、ヒートショック予防になりますよ。

 

ただし、カビが発生しやすくなるため、入浴後は換気を徹底しましょう。

 

寒さ対策アイテムを使用する

窓なら、断熱シートや梱包用のプチプチを貼ったり、つっぱり式ロールスクリーンを設置したりすると、冷気を防ぎやすいです。

 

隙間風を防ぐなら、隙間風対策用の粘着テープでサッシや換気扇のすき間を塞ぐのも一つです。

 

また、厚手のお風呂用マットや、木製のすのこなどを敷くのも、ひんやり感が少なくなり寒さを軽減できます。

 

 

寒いお風呂のリフォームを安く抑える方法もある?

お見積り

お風呂のリフォームでは、なるべく費用を抑えたいですよね。

 

そのための方法も、いくつかご紹介します!

 

複数社を比較検討する

お風呂のリフォームは、業者によって工法や費用が異なるため、複数社に見積もりを出してもらって検討すると良いでしょう。

 

相場がわかるため損をしにくいのと、対応も比較することができます。

 

施工実績なども確認し、信頼できる優良な業者かどうか見極めることも重要です。

 

ライフスタイルの変化も視野に入れて内容を考える

一般的に浴室の寿命は15〜20年程度です。

そのため、リフォームする際は「今」だけではなく、将来を見据えて行う必要があります。

 

足腰に不安があるご家族がいらっしゃったり、もしくは将来も住み続ける場合は自分たちの老後も考えてリフォームをするのがおすすめです。

 

後で行うよりも、セットでリフォームを一気に行ったほうが安く済む場合もありますし、劣化して修繕が不可能になる前にリフォームしたほうが高い修理代がかからない可能性もあります。

 

その辺りも考えた上で、リフォーム会社に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

 

使える補助金があれば活用する

要介護・要支援認定を受けた方が住む住宅の場合、断熱リフォームの他にバリアフリーにするリフォームも同時に行うなら、介護保険を利用した補助金が活用できます。

 

お風呂に関するものであれば、手すりの取り付け・段差の解消・滑らない床への変更・引き戸などへの扉の取り替えなどが対象です。

 

支給限度基準額は、要支援・要介護の区分にかかわらず定額になっており、利用者1人につき上限 20万円までで、所得に応じて7~9割が支給されます。

例えば、9割であれば10万円の工事の場合、支給は9万円となります。

 

※2024年1月時点の情報です

 

 

お風呂が寒い原因を取り除くにはリフォームがおすすめ!

お風呂は暖房機器がなく、断熱性能が低い場合が多いため、他の部屋に比べて気温が低くなりやすい場所です。

 

築年数が経っている家の場合は、隙間から冷たい外気が入り込み、さらにお風呂が冷え切ってしまうため、急激な温度差によるヒートショックがさらに起こりやすくなります。

 

寒いお風呂は、在来工法からユニットバスに変更したり、床材を変更したり、浴室に断熱材を取り入れたり、浴室暖房乾燥機を設置したりと、リフォームで改善することができます。

 

お風呂のリフォーム費用を抑えるためには、数社に見積もりを出してもらって比較検討すること、ライフスタイルの変化を見据えたリフォーム内容にすることも大切です。

 

北海道のお風呂リフォームなら、リノベーション株式会社にもお気軽にお問い合わせください!

お風呂を暖かくする効果的なリフォームも行えます。

 

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